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多様性

 私は上越教育大学に33年間勤めています。その多くの時間、戸北先生と一緒に仕事をしていました。私は勝手に「ボス」と呼んでいます。ゼミ生は一緒に行動します。学会も一緒、飲み会も一緒です。

 学生たちは戸北研究室、西川研究室のどちらを選ぶかの指針は「自由にやりたければ戸北研究室、最先端をやりたければ西川研究室」と言っていました。その頃の私は徹底的に指導し、導きます。そうすればゼミ生は学会誌論文に採録されます。卒業研究でも採録されるのです。だから最先端は西川研究室なのです。それがほぼ全員です。一方、戸北研究室の場合は、学会誌論文に採録される人もいますが、そうでない人もいます。それは自由な研究室だからです。

 いま、私の役回りは戸北先生の役回りになったように思います。今、学術で戦っている若い方々の研究室の論文生産量は凄いものがあります。一方、西川研究室の場合は、学術論文だけではなく、実践論文、実践書籍、実践等に広がっています。

 戸北先生が若い私をどう見ていたかが分かるようになりました。でも、良い感じです。多様であるから、共存が出来る。そう思います。