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ゼミ生

 西川研究室に所属するのは4タイプです。第一は『学び合い』を学びたい人。本で学んだ人、実践で学んだ人です。いわゆる確信犯です。第二は、「一人も見捨てない」ということにロマンを感じる人です(普通の人は無理と思います)。第三は自由さです。なにをやるか、やらぬかは自由です。第四はなんとなく、です。

 でも、所属する理由より、卒業・修了したときに何を思うかです。

 私は酒造りのように感じています。色々な小麦を発酵し、ブレンドします。彼らが何をなすかは分かりません。しかし、私が言葉に出していることは本気だと言うことは分かっていると思います。

 大事なのは私にならなくて良いのです。方向性を分かったら、具体は自分で考えれば良いい。ま、西川研の普通がすごいことであることは在学中でも分かるけど、就職すると本気で分かる。

卒業・修了

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 本日は卒業式・修了式が予定された日です。コロナ関係で中止になり、本日は祝日なので大学は閑散としています。

 急遽、集まれる人で集まって卒業生・修了生の集合写真を撮ろうということになりました。

 幸多かれと思います。

追伸 修士1年は気づいていませんが、立ち居振る舞いが上級生に急激に変化しています。毎年のことですが、興味深い。人は関係の生物だと言うことを感じます。

革命

 意味不明なこと書きます。すみません。

 次に出る本は革命の本だと思います。理由は二つです。

 第一は、変わりたくない教師向けの本ではなく、現状がおかしいことを感じている子ども、保護者向けの本だから。これは「学歴の経済学」(https://amzn.to/3a3eNTm)、「サバイバル・アクティブ・ラーニング入門」(https://amzn.to/3detk0I)、「個別最適化の教育」(https://amzn.to/2WuR0rM)にも言えます。しかし、第二の理由が革命の書たる所以です。

 それは、どうしたらいいかを書いているからです。見込みのない現状の学校に代わりうる選択肢の提供です。

 教師の方は、是非、教師としてではなく保護者として読んでください。その上で、保護者に伝えてください。みなさんのクラスの5人ぐらいは、私の提案する選択肢はかなり魅力的な選択肢になるでしょう。本当は全員にとって魅力的な選択肢なのですが、多くの子ども・保護者はそれを選択しない。なぜなら、多くの子ども・保護者はみんなが選択するものを選択するからです。しかし、5人ぐらいは、みんなが選択するものを選択するととても辛いことが起こることを知っているから選択します。

 私のSNSの発信を受け止めている教師、保護者の方々は現状に不満を持ち、しかし、出口がないことに閉塞感をお持ちだと思います。しかし、私は短期間で打破することを妄想するのです。もし、我々がもう一つの選択肢を子どもと保護者に提案し続ければ、その提案を受け入れる子どもがクラスの中の6人、7人、8人・・・と増えるでしょう。増えれば、それが引き金になってさらに増えます。理由は、先に述べたように、我々はみんなの選択するものを選択するからです。

 16%のキャズムは超えられます。なぜなら、マジョリティが必要とするホールプロダクトは用意されているからです。そしてパンデミックは起こるのです。

追申 こんな本を書くなんて、1年前には想像していませんでした。私は来年、どんな妄想をしているのだろう、と思います。

タイムラグ

 本日、十五年前に修了したゼミ生が来ました。幸せそうでした。そのゼミ生が「やっと、時代が追いついてきましたね」と私に言います。でも、「追いつく前に、もっと先に進むよ」と笑って言いました。

 今から二十年弱前に、子どもに任せる実践をしています。子どもたちに学習指導要領の原文を与え、試験日を知らせ、あとは全員が80%をクリアーすることを求めたのです。2学期、3学期を任せたのです。セオリー通り、クリアーできました。

 最近、流動型『学び合い』の授業づくり: 時間割まで子どもが決める(https://amzn.to/394OYB7)でました。凄いなと思います。我々がやったことを定常化している。それ以上に、それが素敵だと思える人が増えていることが素敵です。

 我がゼミに現場が追いつくのに15年以上かかります。どの業界でも理論と実践のタイムラグはその程度です。が、その頃には我々はもっと先にいます。その先に現場が追いつくのはどれくらいかかるでしょうか。15年かもしれません。でも、5年だと思っています。子ども、保護者のことを考えると、そうなります。