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校長

 校長の中には、報告・連絡・相談をいちいち求め、一つ一つに判断する人もいます。私は、馬鹿だな~っと思いますし、かわいそうだな~とも思います。

 私はゼミ生が報告・連絡を受けません。それを知っているのに希に報告・連絡をする場合があります。ほぼ100%、しっかり考えておらず、その責任を私に負わせようとする場合です。もちろん最終責任は私が負うことは知っているのですが、道義的責任すらも私の負わせようとする場合です。ですので拒否します。そうすればゼミ生達は再度考えます。

 管下の主体性のない職員にとって報告・連絡を求められることは「楽」です。逆に主体性のある職員にとっては報告・連絡を求められることは苦痛で、主体性を殺してしまいます。

 校内のことは全部知らぬ間に進んでいる。校長決裁の文章は職員の中で議論され、書類は職員が左手で署名し、捺印されるのです。校長は校外の仕事に集中し、それによって校内の職員がメリットを得る。

 私はそういう校長の方が、楽しいし、充実しているように思います。

 なお、このレベルは子どもでも出来ます。だって、結果を出している部活では上記のようにやっているはずです。ようはクラス集団をどう育てるかの問題です。それが出来るか否かが管理職の力量だと思っています。

本日

 私が長らくボスとしてお仕えした戸北先生と私との関係はあまりない関係です。例えば、戸北先生が副学長の時の話です。事務が戸北先生の決済を至急もらいたいが連絡が取れないという時には私のところに電話が来ます。私は戸北先生がどんな風に考えるかが分かります。そして、特に拘りがないことに関しては、私の判断を採用することも分かっています。だから、電話があると「○○でいいよ」と言います。私はそのような判断したことを事後において戸北先生に連絡しません。事務の方は「西川先生からの指示でこうしました」と連絡したようですが、しばらくすると事務も戸北先生に事後連絡しなくなりました。

 私とゼミ集団の関係は上記に近いです。ゼミ集団が話し合ったことであるならば、私に報告、連絡なしで、私の名前でやっていいのです。ですので私が全く知らないうちにことが始まり、終わるのです。私のところには教務関係の膨大な書類が来ますが、それはゼミ集団の中で処理が終わります。本当だったら私が事務に提出する書類であってもゼミ生が提出する場合もあります。事務の人も慣れているので「西川研究室?」と聞かれ、それでOKです。

 ゼミに入った直後はみんなびっくりしますが、まあ3ヶ月もたてば、それが普通になってしまいます。

 本日、『学び合い』の全国大会であるフォーラムが開催されました。直前になるまでそれが開催されることを知りませんでした。そして、ゼミ生が何かやっているようなので、私は参加しませんでした。2005年に第1回が開かれたのですから、15回は皆勤ですが、今回は初めての不参加です。

 後から聞いた話ですが、主催者の方から「西川先生をおよびしなくて良いでしょうか?」とゼミ生に聞いたそうです。そうしたらゼミ生は「いいんじゃないですか?」と応えたそうです。まさに西川研究室的です。私は私と無関係に物事がうまくいくことが大好きであることをゼミ生は知っています。

追伸 多くの方々が『学び合い』に関して理解を深められておられた本日、私は何をしたでしょうか?

 ターン×タイプというタイのBLドラマを延々と見続けていました。このドラマは基本的に二人の美青年のラブラブな映像が延々と続くのです。学生に対して家内へのおのろけを言ってゼミ生達に呆れられる私ですが、その私でも歯が浮くような言葉の応酬なのです。でも、微笑ましく、幸せそうな姿を見ていると、こちらも幸せになり、果てはうれし涙を流しながら見続けているのです。明日も続きを見続ける予定です。

 AL型の授業に対する非AL型の方々の言説を見ると脱力します。

 非AL型の授業、つまり、今の授業は三十人以上の多種多様な子ども「分かり」、「面白い」授業をするということです。これは十秒以上空中浮揚することと同じぐらい不可能なことです。非AL型の言説は自分たちの授業が子ども達にとってどう受け止められているかの自覚がない。

 言って、板書すればいいならAL型授業は本当に楽です。