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我が子は天才児

 最近になって、息子も危うい足取りでつかまり立ちをするようになりました。不安定なのでよく転けます。その拍子で、顔を色々なところにぶつけ、傷だらけです。そのため、目が離せません。結果として、我が子を長時間観察することになります。発達論でかの有名なピアジェは我が子の成長の姿を通して理論を構築したと言われます。ピアジェのことをお忘れの方も多いと思います。しかし、とおい昔でお忘れでしょうが、おそらく教職免許の必修科目「教育心理」では必ず扱われていたはずです。

 大学院の時に必死にピアジェの発達理論の本を読みましたが、それを思い出しながら観察します。ところがピアジェ理論では、とうてい考えられない高度な行動をします。これに対する解釈としては、以下の2つが考えられます。

1.我が子は天才児である。

2.ピアジェ理論は誤っている。

 私の気持ちとしては「1」を採用したい。しかし、残念なら「2」が正しいのだと思います。少なくとも、我々が学んだピアジェ理論は、現在では一般的に否定されているのが現状です。それでは、「我が子の観察を通して、第二のピアジェになろう!」と思っても無理ですね。いろいろな才能の無さもあります。しかし何よりも、「我が子は天才児」という親ばかの誘惑に囚われず、我が子を平均的な子どもとして冷静に観察することはとても私には出来ません。