お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2001-05-02

[]姓名判断 22:17 姓名判断 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 姓名判断 - 西川純のメモ 姓名判断 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 朝のテレビを見ていたらキムタクお嬢さんが生まれたというニュースがありました。その中で姓名判断が行われていました。昨年の今頃は、息子の名前をどうするか悩んでいたことを思い出しました。多くの親と同様に、何冊かの姓名判断の本を見て、ウンウンうなりながら計算しました。ところが、本によっても微妙に違いますし、だいいち「西川」という苗字自体が姓名判断的にはあまり良い画数ではありません。ある姓名判断の本を読んだとき、「最近の多くの姓名判断の本は新字体の画数によって判断しているが、誤りである。もともとの旧字体の画数で判断するべきだ」と書いてありました。なるほど、と最初は納得したのですが、すぐにアレ?と思い始めました。確かに、新字体よりも旧字体の方がもともとなんですから、もっともらしく感じます。しかし、それを言えば、亀甲文字の画数の方がもっともらしくなります。さらに辿れば、絵の時代に戻らなければなりません。ところが、絵となれば画数を数えることは出来ません。

 逆に、今使われている画数の方が妥当性があると考えることもできます。しかし、これもおかしい。だって、「国語なんとか委員会」で、「西」という漢字の画数は今までは何画であったが、今後は何画と数えると決まることはあり得ます。そうしたとたんに、私及び「西」の漢字を使った人たちの運命が変わることになります。

 結局、姓名判断の本から離れ、漢字意味と音で決めました。