■ [懺悔]よくやる失敗
本日は、新潟県教育センターで講演をしてきました。対象は、国語の高校の先生です。研究主任対象とか、中堅教師対象といった教科に関わらない内容の講演はありますが、理科以外の教科で、教科の内容に依存した講演をしたのは初めてです。しかし、うちの研究室では国語を対象とした研究も過去に行っています。また、現研究室メンバーの約半数は理科以外です。そのため、それほど苦労せず話すことが出来ました。5年経験研修ということでお若い先生方ばかりでした。最初は皆さん緊張して、反応がいまいちでした。しかし、馬鹿話をしつづけることによって、何とかリラックスしていただけ、私の方もリラックスすることが出来ました。私は、話のウケがいまいちだと、焦ってしまって、頭が真っ白になるタイプですので、ホッとしました。
初期の計画では、国語に合わせた内容を1時間、学習臨床に関する話を1時間と計画しました。ところが、人数が少ないこともあって、話し合わせる場面を多く取り入れたいという気持ちになりました。そこで、4度も入れてしまいました。結果として、1時間の話が1時間半の話になってしまいました。そこでです。本当でしたら、学習臨床の話をあきらめ、国語に合わせた話を延長すればいいことです。ところが、どうしても学習臨床の話をしたくなり、1時間の話をはしょって30分にまとめようという無謀な試みを始めてしまいました。結果として、「分かりづらいだろうな~」と自分自身で感じつつ話す羽目になってしまいました。そうなると、焦ってしまいます。焦って良い結果は出ません。学生さんには、「話したいことの半分も話せれば良いんだよ」、と教育実習心得を語ることがあります。ところが、学生さんがよくやる失敗を、今日は私自身がやってしまいました。
希望的な観測ですが、後段になって早口になって、省略がちになった話し方を、志ん生の語り口と同様に「味わい」と取ってもらえたらいいな~と思います。でも、甘いですね。