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2003-01-01

[]明けましておめでとうございます 17:27 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ 明けましておめでとうございます - 西川純のメモ のブックマークコメント

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。

 新年を迎えて、今年はどのような目標を立てるかを考えました。現在研究の方向性や状況は満足していますので、現在の方向性を発展するのも一つの目標です。しかし、その目標では、この5年間に感じたドキドキを今後も感じられるか自信がありません。不遜ながら、この5年間で明らかに出来たことで、様々なことに対して判断が出来るようになりました。今後の研究を発展すならば、この5年間で明らかに出来たことによって、確度の高い予想がたてることが出来るように思われます。しかし、それでは、この5年間に感じたドキドキを感じることが出来ないのではと思います。従って、新たな方向性を模索することも考えなければと感じています。

 5年前に考えたことは、なんだったか思い出すと色々あったと思います。しかし、漠然と「徹底的に子どもを見よう」ということを考えていました。5年たってみると現在の状況は必然のように感じるから不思議です。今の段階で5年後を見据えて、何をすべきかを考えると、色々なことが思い浮かびます。しかし、個々のものは当たるかどうかは分かりません。でも以下のことは正しいと思います。

 戦略的には、どのような方向にせよ、「学会ではなく現場の評価を大事にしよう」というものです。しかし、あくまでも学術研究立場であることは確かです。ただ単に現場にべったりでは、大学研究する意味はありません。長年の歴史の中で作られた学術研究の手法によって、現場では出来ない現場で必要とされる研究を進めたいと思います。従って、学術研究の実績を高めつつ、現場とのチャンネルの質・量を高めることです。そのために、講演会は大事にしようと思います。幸い、昨年度は教育センター等からの講演依頼の数が急増した年でした。この実績を積み上げたいと思います。

 戦術的には、子ども同士の相互作用を中心とする研究スタイルに、教師対子ども、また、教師対教師の相互作用を研究の対象にしたいと思っています。ただし、今までにもある教師対子ども研究ではなく、もっと多面的な臨床データによる研究です。それによって、教師は何を教えるかということが明らかになります。それは、現在、我々の研究限界である、若い先生方に「学び合い」を伝えることを可能とします。また、教師対教師の相互作用を明らかにすることによって、「学び合う教室」を「学び合う学校」に成長させることが出来ます。

 以上のことを熱く語り、共感してもらえる方を探そうと思います。それが5年後を見据えて私がやろうとすることです。よろしくお願いします。

追伸 もちろん「家族仲良く健康に」が最大の目標です。

[]新幹線 17:27 新幹線 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 新幹線 - 西川純のメモ 新幹線 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 半年前までは息子は「車」一筋でした。ところが、最近では新幹線一筋です。家にいると、新幹線写真集を私に見せ、一つ一つ確認します。そのため、日に何度も「黄色い線のE4マックス」とか「緑の線のE1マックス」などと答えています。息子につきあって新幹線写真集を見るまでは、新幹線は全て「ひかり号」で、各駅停車は「こだま号」であると思っていました。それが、路線ごとに「とき」とか「あおば」と名前を変えていると思っていました。ところが、ひかり号にも0系、100系などがあり、100系にもV編成とかいう色々な種類があることを知りました。また、のぞみ号にも300系、500系、700系があります。また、E2系にはE2'系などがあることを知りました。その全ての新幹線を息子は見分けています。

 それほど好きな新幹線ですので、本日新幹線を見せに行きました。新幹線の入場券も、なんと140円です。安上がりな息子孝行と思いました。親としては狂喜乱舞すると思いましたが、結果は泣き叫ぶという結果になりました。理由は、息子としては「乗り」たいと希望しているのにもかかわらず、乗せずにホームで見送るだけだったので不満だったそうです。停車中の新幹線の中を抱きながら歩くと喜ぶのですが、新幹線を降りたとたんに泣き叫びます。真面目に一駅ぐらい往復してやろうかと思いましたが、そうすると昼寝の時間に間に合いそうもないので断念しました。ホーム中に鳴り渡る息子の泣き声と、それをなんとかしようとしてあたふたしているうちに、たった1時間程度にもかかわらずくたくたになりました。