■ [親ばか]年賀状
年末になると、「何で年賀状なんていう習慣があるんだろう」と恨めしく思います。なにしろ、年末は仕事が立て込んでいて、ほっとすると元日配達の期日がもう間近、という状態を毎年過ごしています。しかし、新年になって配達される年賀状を見ると、「年賀状という習慣は良いものだな」と思います。人との繋がりは、細くとも長い方が良いように思います。毎年1回だけ50円で出来る挨拶の習慣は、意味があるからこそ残っていると思います。
高校の時、お仕えした教頭先生(当時)から、退職後10年勤めた私学を今年で退職されるとのことでした。「良い教員人生でした」と末尾に書かれてあり、「うらやましいな~」と思いました。色々な方の手紙を読み、写真を見ると、年数が経ったことを感じます。また、一言の中に、人生の厚みを感じさせる方は少なくありません。その中で、親ばかとして気になる年賀状がありました。その方は、家内の恩師の方で70を越えた方です。37歳で結婚された方ですので、子どもを授かったのも我々のと同じぐらいです。また、一人息子であるという点まで一致しております。その方からの手紙に、こんな一文がありました。
『お二人で○ちゃん(息子の名前)をメロメロに可愛がっている様子を想像しています。私も一人息子をめちゃめちゃに可愛がっていましたが、我が子ながら良い男に育ってくれました。過保護もまた良し、ハハハ・・・』