お問い合わせ  お問い合わせがありましたら、内容を明記し電子メールにてお問い合わせ下さい。メールアドレスは、junとiamjun.comを「@」で繋げて下さい(スパムメール対策です)。もし、送れない場合はhttp://bit.ly/sAj4IIを参照下さい。             

2003-01-08

[]カニ缶詰 17:24 カニ缶詰 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - カニ缶詰 - 西川純のメモ カニ缶詰 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日は年末院生さんから頂いたカニ缶詰を使ったスープ家内が作ってくれました。カニ風カマボコでない本当のカニ様です。院生さん有り難うございます。前にも書きましたが、貰ってありがたいものは「現金・金券」、「保存の利く、普通料理に使える食品」、「食べきれる量の高級食材」の三つです。前二者の共通点は保存が利くということで、最後は保存が必要がないというものです。

 昨年は院生さんから頂いた旅行券で温泉にも行けたし、今年はカニ缶を食べました。感謝

追伸 大事に使っているのでカニ缶詰の三分の一しか使っていません。おそらく、今日の夕食にはカニ様を使ったサラダとなるのでは・・・

[]先生 17:24 先生 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 先生 - 西川純のメモ 先生 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 うちの研究室には多くの現職院生さんが所属されています。知れば知るほどすごい方ばかりです。その方々から私は「先生」と呼ばれています。時々、「私は、あの人たちから「先生」と呼ばれるだけのことがあるのか、と考えることがあります。

 日本主権在民の国です。それなのに「皇室」に対して、マスコミでは「様」をつけます。それも1歳にも満たない子どもにさえも。小学生の時、親に「何で「様」とつけるんだ」と聞いたことがあります。親は「冷静に見れば金属の固まりにしかすぎない奈良大仏を、「大仏様」と呼ぶし、お参りすれば頭を下げるだろう。でも、「様」と呼び、頭を下げるから、それなりの意味を持つんだよ」と教えてくれました。なるほどと納得しました。貧しい家の子として生まれても、一つ国の元首として選挙で選ばれれば、天皇と対等につきあいます。つまり、「元首」としての役割に大して「様」をつけるのであって、その人に「様」をつけるわけではありません(少なくとも私は皇室と個人的なつきあいはありませんので、どのような方か存じ上げません)。つまり、私に対して「先生」というのではなく、私が担っている上越教育大学教官という役割に「先生」という呼び名がついているだけです。考えてみれば、当たり前で、そう考えれば気が楽です。

 私が院生時代のことです。ある同級生(私と同じ学卒院生)が教官を「さん」呼びしていたことを思い出します。年長者で、先生を「さん」呼びするのに「ドキドキ」しましたし、新鮮に思いました。しかし、今思うとバカなことだと思います。呼んでいる同級生は「さん」を使うことによって、自分が同等と感じたかったにすぎません。しかし、定時制時代の子どもたちが、必死になってお金を貯めて、無理して中古外車を買っているのと同じのように空しいものです。別に「中古外車」を持っても本人は変わりません、「さん」と呼んでも本人の能力は変わりません。

追伸 大学院では小林研究室に所属していました。ゼミ生一同、一度たりとも「小林さん」などと呼んだことはなかったし、そんなこと思いもつきませんでした。しかし、小林先生の名前は「学」ですので、院生同士の間では「まなぶちゃん」という呼ぶことはありました。しかし、これは「さん」とは違った意味ですね。小林先生の「徳」のならしめることです。