■ [大事なこと]ご注意を!
最近、身近な院生さんの中に、奥様がお目出度だったり、体調を崩されている方がいらっしゃいます。その方には、「大学に来なくていい。とにかく、奥さんに専念してください」と言っています。
以前、テレビを見ていたら奥さんの夫への愛情がいつ決定するかという事に関する調査がありました。その結果、女性の場合は、子育て期間の夫の行動によって決めるそうです。一方、男性の場合は、老後に奥さん孝行をしようと思っているそうです。しかし、考えればバカなことです。女性の生涯において、もっとも忙しく大変なのは子育て期間です。その時に、どれだけ自分のことを考えてくれるかによって判断するというのは当たり前のことです。それに対して、「老後になってから」という男性の考えは、「暇になったら」という意味です。暇だったら考えよう、では、たかがしれています。愛想をつかれるのは当たり前です。
奥さんも、旦那が仕事で大変だと言うことは百も承知、二百も合点です。だからこそ、1日24時間の家を守ることを黙々としてやってくれています。「いつも、いつも、私を見つめて」なんていうカアチャンなんているわけありません(少なくともレアケースです)。せめて、「本当」に大変なときぐらい、奥さん専従になって罰は当たりません。私は「学長に嫌われても数年のレベル。でも、カアチャンに嫌われたら一生の問題。だから、学長に反抗しても、カアチャンについて行く」と色々な人(学長も含めて)に公言しています。少なくとも、私に関しては、この方法で仕事も順調です。だって、家庭がうまくいっているから、仕事もうまくいくんですから。
追伸 言うまでもないことかもしれませんが、それで職場で表立って文句を言われないのは、やることは、やっているからです。つまり、私がいつも言うように、「遊んでいてもいいよ、結果さえ出せればね」ということです。つまり、カアチャンが大変なとき、カアチャン専任になることができるためには、仕事を早め早めにこなさなければなりません。
■ [ゼミ]西川研究室の方々へのお願い
若い先生の支援は、教員集団であと私は思っています。でも、だからといって何もしなくても良いという分けではありません。色々考えているんですが、一つのアイディアが浮かびました。それは教師を記載するということです。
おそらく、我々の研究を分かる先生のレベルならば、つらつらと教師がやるべき事を書く必要はないと思います。有能な子どもの姿を分かってもらえれば、後は、各先生方のやりかたでやればいいことです。つらつらと教師のやったことを書けば、あたかも、「その通り」やれば出来るという誤解が生じます。そのため、そのような記載は、出来るだけ避けました。しかし、書き方によっては出来るのかもしれない・・と思い始めました。即ち、ノウハウ・鉄則・ルール的に短くまとめるのではなく(少なくとも、それのみではなく)、詳しい事例を記載する方法、即ち、一つの物語として記載する方法があるとおもいます。その物語によって、各人が自分なりに読みとるという余地を持たせればいいように思います。
もちろん全てを記載する必要はありませんよね。ポイントは、主に授業成立当初にあります。即ち、以下のようなポイントがあります。
子どもたちが共感し得る目標設定を単元との関係でどのように決めたか。
その目標を実現するために、教材をどのように考えて選定したか?
子どもたちと、どのような契約(目標、期限、責任)を結ぶのか?
子どもたちの学びやすい場をどのように考え、それを実現するために、どのような対外交渉を行ったか?
子どもたちが目標を自己修正できるために、どのような情報を提供したか?(即ちどのように可視化したか)
それでも子どもたちの目標がずれたとき、どのように修正したか?
このあたりが大事ですよね。そのあたりが見えるような研究にしましょうよ!きっと、より多くの先生に共感を得られると思います。そう思いません。