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2003-10-02

[]本日ボロボロ 22:21 本日のボロボロ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 本日のボロボロ - 西川純のメモ 本日のボロボロ - 西川純のメモ のブックマークコメント

私宛の電子メールPHS転送するよう設定しています。朝起きると、それを見るようにしています。本日、あるOBからのメールが届いていました。タイトルは「変わっている自分に感動」でした。読んでいて、最初のうちウルウルして、追伸部分ではボロボロ泣きました。私の返信は「感激しました、泣きました、救われました。ありがとう同志!」です。本日群馬県での講演会に行きます。移動車中でこれを書いています。講演会では、自信を持って語ることが出来ます。だって、私ほど教育で感激し泣ける教育研究者はいるでしょうか?私の後ろには頼るにたる仲間がいます。私は宇宙一幸せ教育研究者だと思います。

『こんにちは。○○です。

 9月○○日に校内研究がありました。そこで、私が授業をしました。その後の授業研究会を通し、あきらかに、変化している私自身を認識しました。検討会での話題は、もっぱら、生徒の学びの姿から遠いものでした。「もっと生徒の意識を固める導入が必要」「授業中聞きに行っていいよとはどういうことか。生徒は人のプリントを写すだけの生徒もいる」「話し合いで、頭のいい生徒だけしゃべっていて、そうでない生徒をその生徒の話を聞いてばかりで、学んでいない」等、確かに、大切なことかもしれませんが、私から見たら、「何でそんなに型や形式にこだわった話題しかでないの」という気持ちでした。その後、教育実習生からの授業後の感想の方がよっぽど生徒の学びをよく見ています。生徒の学び合い感動したことを次々にしていました。その話を聞いて、子どもの学びの姿に私自身涙ぐんでしまいました。先生方の授業力を伸ばすであろう授業検討会の持ち方で、これほど違うものかということを実感しました。しかし、待てよ。大学院に行く前の自分は、授業の型、形式についての話をありがたく聞いていたことを思い出し、以前の自分とは違う自分がいることに気づきました。教師は生徒のいいところをたくさん見つけるが得意です。しかし、授業検討会では、授業者のよくないところたくさん見つけることが得意です。教師とはへんな生き物でだと思いました。

P・S 西川先生。またやってしまったようですね。「オリジナリティーは?」等、先生のよい点は、反省されるところだと思います。また、かわいいところは、それを繰り替えされるところです。でも、そんな先生を私は尊敬しています。先生の気持ちの奥に、「その人のために」というやさしさがあるからです。そうでなけば、言いません。私もそうです。生徒に嫌われても言わざるを得ないことがあるからです。教師はつらいですね。』