■ [親ばか]ジェンダー
男女というのは、生物学的な違いばかりではなく、社会的に作り上げられます。親が男に男たれ、女に女たれ、と教えるためです。しかし、そんなことは自分はしないだろう、と思っていました。でも違いました。幼稚園の先生は女の先生ばかりです。そのせいか、大人びた女言葉を息子が使います。そうなると、夫婦ともどっきりします。そして、「息子はあらぬ方向に進むのではないか・・」と思い出すと、必死で男言葉に修正します。「あ~、こんなところからもジェンダーが発生するんだな~」と気づきました。
■ [親ばか]左右
私は18歳まで左右が分かりませんでした。何かの必要で左右を判断しなければならない時、人のマネをするか、人に聞いて過ごしました。上下の場合、頭と足ですから全く違います。だから、直ぐに覚えました。でも、右手と左手の違いなんてあまりありません。だから、どうしても覚えられなかったんです。でも、最大の理由は左右を覚える必然性が余り無かったためだと思います。では、18になって何故覚えたか、というと、運転免許です。教習所に行くと、教習所の先生が「そこを左に曲がりなさい」、「次を右に曲がりなさい」と指示し、それに従って運転しなければなりません。そのため、18になって、「お 箸を持つ方が右」という古典的な方法で覚えました。少なくとも半年ぐらいは、いちいち「お箸を持つ方が右」を意識化しなければなりませんでした。
18歳まで左右が分からなかった私が、大学で教師を務め、生活出来ています。息子が靴下をうまくはけないのをイライラし、ちょっと不安になった時、上記のことを思い出しました。必要になったら覚えるものです。