■ [大事なこと]天狗の鼻(その5)
あるOBからメール(「天狗の鼻を読んで」)が来ました。内容は、メモに関連した内容と、先週末にあったOBが集まった飲み会に関連した内容です。
『先日はありがとうございました。毎日が少しずつ前向きになっています。さて、通知表作成で大忙しでしたが、ようやく終えました。メモを読んでメールしたかったのですが、時間を作ることができませんでした。ゆっくりと考えたい問題でもあったので。。。昨夜、妻(注 奥様も教師です)とも話したのですが、妻はこう言っていました。(私も同感です。)クラスがきちんと整列しないような状況のとき、整列させられるテクニックを知るのよりも整列しなくても大丈夫なことに気づかせてもらえるほうがずっといい。(もちろん、むやみに何でもOKだったり、宗教的なものではありません。きちんと説得力あるものです。)
先日、Sくん(注 今年卒業したゼミ生)が言っていました。周りの先輩教師に「だいじょうぶか?」と言われて、しめてかかったこともあったけど、それはそれでうまく入ったけど、子どもの力を信じることには繋がらず、そこまでだって感じがしたので2学期は自分の考える方法で行きます。もう、反省点も挙げました。夏休みに作戦を練り直すつもりです。
すごい新人が出てきた、と末恐ろしくなります。おそらく、彼はテクニック本を手にせずに教職人生を送っていくでしょう。(ちなみに私も1冊も持っていませんが、私は不勉強体質のおかげで。。。)
私も、テクニックのもう一歩先を生きていきたいと日々願っています。』
追伸 Sへ。お前を高く評価し、期待している人が、少なくとも二人(俺と○さん)はいるんだよ!
追伸2 ちなみに私の返信は以下の通りです。
有り難う同志。
可視化します。
『ふと思いました。
通知票が大変ですよね。私もそうでした。
では、今、自分はどうかと考えると、実に簡単です。
自分の気持ちを「有り難う同志」、また、「ウルウルしました」という一言で表せます。
通知票に、自分の感謝の気持ちを一言書くだけで、伝え合える関係(子どもとも、その親とも)でありたいですね。』
追伸3 一人の院生さんに伝わらなかったことで落ち込むのは、逆に言えば、「俺の話は全員に伝わるはず」という傲慢な考えに根ざしていることに気づきました。反省。○さんやSのように、分かり合える人はいるのですから、その人を増やす努力をすることにします。