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2004-09-05

[]負けないぞ 13:56 負けないぞ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 負けないぞ - 西川純のメモ 負けないぞ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 金曜日にIさんが、飛び込みで個人ゼミがありました。語りに勢いがあります。内容は、現場実践で「学び合い」の力を再確認して、その感動を「自慢」しにものです。正直言って、ウルウルしました。

 話の内容は、歴代の先輩が私に教えてくれたものの延長上です。いや、Iさんが現場実践での「学び合い」によって理解していた延長上にあります。でも、Iさんが現場実践で理解していた以上の力が「学び合い」にあることを、Iさんは確信されていました。とにかく、どれだけの力があるのか、ワクワクしている気持ちが伝わります。その喜びの気持ちがひしひしと伝わったので、ウルウルしてしまいました。でも、目頭が熱くなりかけるのを心の中で「負けないぞ」と言い聞かせ、ぐっと我慢しました。なぜなら、Iさんがこれから出してくれるものに比べれば、今のは、まだまだ序の口だからです。

 今の段階で、子ども達があれほどの姿を示してくれるなら、どれだけ行くのでしょう。そして、それによって教師はどのように変わり、それによって、子ども達はどのようなことを教えてくれるのでしょう。わくわくわくわく!期待しています。

追伸 このメモを書き終わって、あることを思い出しました。

 私は大学院では理科コースに所属しました。従って、理科を研究対象としました。でも、異色です。だって、私の専門は生物学で、指導教官の専門は地学教育です。でも、修士論文のテーマは物理教育です。でも、私も指導教官も違和感を感じませんでした。実は、Iさんと私の関係も似たような異色です。Iさんの専門は理科です。私のもともとの専門は理科です。でも、Iさんは算数を研究対象としています。でも、Iさんも私も、それに対する違和感はありません。何故なら、我々にとって興味の対象は子ども・教師であって、教科の内容ではありません。でも、教科の内容に拘る人にとっては、変でしょうね。