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2004-10-13

[]完全フレックス(その2) 13:11 完全フレックス(その2) - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 完全フレックス(その2) - 西川純のメモ 完全フレックス(その2) - 西川純のメモ のブックマークコメント

 以前のメモで、完全フレックスになったときの文化の伝承に関する問題を書きました。でも、それだけではありません。困るのは目標の設定の段階です。目標の設定に関しては、西川研究室では本、修士論文、そしてこのホームページによって行える部分があります。でも、やはりメンバーが全員(限りなく全員)集まっている段階で、語ることは必要です。完全フレックスになった場合、それが出来ません。そうなると、おそらくメンバーの各人が全く異なった方向を向く危険性があります。その結果として、集団として機能不全に陥ります。もしかしたら、文化の伝承より、もっと深刻な問題なのかも知れません。

 現在、地方自治を推進するため、予算が大綱化され地方に移譲することが検討されています。教育予算に関して、そうなったらどうなるでしょうか?本学の派遣制度のように、2年間フルの派遣は最初に削減の対象となるでしょう。そして教員再教育の対象人数は削減され、その多くは14条適用になるでしょうね。教育予算が国からのひも付きでなくなった時、どれだけの都道府県が教員再教育にお金をかけるか大いに不安です。でも、我々の側にも反省すべき点が多いと思います。だって、2年間フル派遣の人が現場に戻って、どれだけ、その成果を目に見える形で還元しているでしょうか?大いに疑問です。でもでも、私は大いに不満です。だって、我々は、その成果を目に見える形で還元しているんですから。例えば、我々ほど全国各地の講演会に呼ばれる頻度が高い教育の研究室は全国にどれだけあるでしょうか?また、我々ほど、教員が読む本を出版している研究室は全国にどれだけあるでしょうか?また、我々ほど、学会誌レベルの学術論文を出している研究室が全国にどれだけあるでしょうか?これが出来るのも2年間フル派遣の先生がいるからです。この2年間フル派遣の歴史を潰さない算段はどうしたらいいか、悩むところです。

[]逆指名 13:11 逆指名 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 逆指名 - 西川純のメモ 逆指名 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ふと思いました。教員の異動の際、何が条件の第一候補でしょうか?おそらく、自分の自宅からの近さではないでしょうか?今日、ふと、「それって変だな~」と感じました。想像してください。進学する大学を選ぶ時、学部や大学のことは考えず、「近くの大学だから進学した」と答える学生がいたら、どう思います?就職する会社を選ぶ時、「自宅に近い会社だから就職した」と答える人がいたら、どう思います?さらに、「近くにいたからあなたと結婚した」と伴侶からいわれたら、どう思います?もちろん、大学、勤務先を選択する際、距離は重要なポイントであることを否定するつもりはありません。また、社会心理学的にいっても、物理的距離と心理的距離は比例することは明らかです。でも、距離以外にも重要なポイントは色々とあるはずです。教員が異動先を選ぶ際、距離以外のことをどれだけ考慮しているのでしょうか?私の聞く限りでは、県から与えられる区割りの中から、いくつかの地区を選ぶのが異動希望の調査では多いように思います。

 教室における教師は絶大な影響力を持っています。教師によって、クラスの姿は全く異なります。同様に職員室における校長は絶大な影響力を持っていると思います(あえて絶大な権力とは言いません)。であれば、校長によって異動先を決めたいと考える人がいても良いように思います。具体的には、あこがれる校長に、「私はあなたの 下で働きたい、是非、とって欲しい」と直談判すると言うことはあり得るのではないでしょうか(少なくともインフォーマルに)?そういう人が少ないということは、「自分の職場の選択を、大学の選択ほどの重要性を感じていない」か、「それほどの魅力ある校長が少ない」か、なのでしょうか?前者であれば、「愚か」です。後者であれば、であれば、なおさら校長を選択する必要性があるのではないでしょうか?あ!そうか、全ての校長がみ~んな、仕えたい上司なんだ!、(そんなわけないよね)。

[]契約成立 13:11 契約成立 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 契約成立 - 西川純のメモ 契約成立 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日、学部4年生の6人と契約が成立しました。

 本日、学年ゼミで6人全員がそろったので、卒業研究のこれからのタイムスケジュールを考えてもらいました。そして、それから導かれることは、結果のまとめを早々に出す必要があることを確認しました。その後、以下を提案しました

 10月20日あたりの週において、レジュメをまとめる。そのレジュメは全体ゼミにおけるレジュメをイメージする。ただし、その分量はA4で2、3枚以上であること。さらに、その中に、研究の方法、結果、そして、最終的な結論である「一言」が含まれること。ただし、結果に関しては、全てのデータが分析済みでなくてもかまわない。一部のデータ分析と、おそらく出るであろう分析結果があればよい。ただし、私の見せる前に、互いのレジュメを見せ合い、6人が納得しあったレジュメであること。

 その後、上記の提案は妥当であると納得でき、私との間で契約を結べるかを確認しました。全員一致で同意しました。ここに契約内容を可視化します。

追伸 Nちゃん、早く、期限を確定してね。

[]お詫び 13:11 お詫び - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - お詫び - 西川純のメモ お詫び - 西川純のメモ のブックマークコメント

 現在、ものすご~く、忙しいです。ストレスもかかっています。そのため現役メンバー、OBに迷惑をかけていると思います。ご免なさい。でも、今は切所です。今やっていることは、最短で半年、多くは2年後に目に見える最初の形が出はじます。その影響は徐々に大きなものになり、そして私の退職まで(いや、それ以降も)影響力を持つものばかりです。だから、今、手を抜くことは出来ないんです。分かってね。そして助けてね。