■ [ゼミ]覚悟
教師が信じて任せたら、とにかく最後まで任せるべきです。どんなに不安になっても、とにかく最後まで任せるべきです。少なくとも最終段階になったら、その段階で如何なる介入もすべきではありません。特に、ミニティーチャーを利用して乗り切ろうとするのは、下の下です。仮に失敗したとしても、人が死ぬわけではありません。怪我をするわけでもありません。失敗したら、教師は自分の出来る限りの後始末をすればいいだけです。失敗によって学ぶことも多いでしょう。少なくとも教師は学ぶはずです。
失敗する原因は、目標が共有されていなかったこと、集団が未成熟であったことに由来するものです。教師の責任です。従って、失敗を甘んじて受けるべきです。
最後の段階で無様に介入する理由は明かです。最終段階になって、色々な情報が耳に入ってくるからです。
とにかく信じましょう。多くの場合、取り越し苦労です。学習者集団は教師が思う以上にしたたかで、有能です。失敗しても上記の通りです。覚悟しましょう。せめて、学習者集団には背負うには難儀なリスクを軽減する算段をしましょう。