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2005-06-16

[]「静かに!」を言われる教師 12:36 「静かに!」を言われる教師 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 「静かに!」を言われる教師 - 西川純のメモ 「静かに!」を言われる教師 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は院生ゼミです。朝九時から午後二時まで会議で、ゼミに遅れていきました。いつも通り、私が居ようといまいと関係なく、ゼミが行われていました。真面目な院生さんの言葉の中にあるフレーズから、あとから、あとから、バカな想像が出てきます。そこで、隣にいる院生さんに、おバカなローカル会話(課題に戻らない会話)を連発しました。ついに最後には、院生さん達から「し~~」と注意されてしまいました。

 つまり、「静かに!」を言わない授業の先には、「静かに!」を言われる教師があるんです。ちゃん、ちゃん。

[]提案 12:36 提案 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 提案 - 西川純のメモ 提案 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 前に書いたと思うことを再度書きます。我々の目指す授業は理想的な姿であると理解することは、比較的簡単かもしれません。だって、成績が上がり、クラスの人間関係は良くなる、そして教師は気が楽になり、毎日、感激することを子どもたちはしてくれる。でも、どうやったらいいか?そのあたりが分かりづらいと思います。でも、何度も書きましたが、方法ではなく、考え方なんです。だから、ベストの方法は西川研究室で2年間過ごすことです。でも、全ての人がそれが可能とは思いません。次に良い方法は、2,3泊、上越教育大学に来て、我々の中で過ごすんです。私と徹底的に話せば、本で書いていたことの意味を再発見すると思います。なにより、我々の授業を実践している院生さんと話すと、分かると思います。つまり、そんなに難しいことではなく、考え方を変えれば出来るんだということです。

 おそらく、多くのお客さんは、院生さんに「どうやったらいいか?」と聞くと思います。院生さんと会話する内に、だんだんと分かってきます。本当はとても簡単なことであることを。ある方のメールを紹介します。

 『子どもに目標をもたせること,教師の目標を子どもの姿に置くこと,教師が子どもの阻害をしてしまうことなど,多くを学びました。そして,修士論文や院生の方の授業ビデオを見せて頂き,話を伺い,自分で話しをするうちに,実感できました。短い日数とはいえ4日間研究室にいることができたことが幸せでした。(強い気持ちをもって「言い切り」の形で書きました。「実証的・・・」で学びましたので。) 学び合いをさせようとしていて,自分の授業に何が欠けているのかを探していた研修でしたが,学び合いはさせるものではないということが分かった今,2学期の授業で子どもの発揮する力・姿が楽しみです。学校では,私が西川教授の役ですから,子どもを信じることで子どもから自信をもらいたいと思います。ゆったりとできそうな気もしています。』

 我々の考え方を伝えられることを、かなり自信を持っています。なお、1泊朝食付きで2千円ぐらいで大学のゲストハウスに泊まることが出来ます。

 まあ、何泊もと尻込みされる方は、セミナーも良いかもしれません。本ホームページの最初のページにある臨床教科教育学会のセミナーが新潟市に夏休みにあります(詳しくは臨床教科教育学会のHP)。そちらに参加すれば、我々の研究室の院生さんやOBと議論できると思います。