■ [映画]エピソード3
昨日は、家内の初めてあった記念日です。しかし、諸般の事情で忙しかったです。そこで、本日は午前中は年休を取って家内とデートです。行き先は映画館で、スターウォーズエピソード3を見ました。一番最初のエピソード4は21年前で、私の大学院の時代です。
感想は、確かに見る価値はありました。今までの色々のな謎は明らかになりましたした。「なぜ、アナキン・スカイウォーカーは父親はいないのか?」、「レイヤ姫とルークは何故べつなところで育ったのか?」、「ダースベーダーは何故、あんなかっこうしているのか?」・・・・。しかし、もう一度見たいかと言えば否です。
エピソード4のはじめにスターデストロイヤーがアップで出た瞬間の驚きを今も忘れません。あの映像によってロケットのレベルではなく、小都市のレベルの大きさのものが動く姿を実感しカルチャーショックを覚えました。それ以降のエピソード4~6の映像は、今から言えばちゃちです。でも、あの当時はインパクトがありました。ところが、エピソード1~3の映像は、優れたものではありますが、SFXを20年上見た我々から見たら、何もありません。今までの延長上にあるものにすぎません。ストーリーは、ジェームスボンドと同じ構成です。つまり、ドキドキの連続で、場面が世界各国に移動します。それが世界各国から宇宙全域に移動しただけのことです。ストーリーを簡単に要約すれば、50年間程度続く壮大な親子喧嘩にすぎません。社会構造のフィロソフィーは何もありません。銀河全体の数兆、数京、・・の人たちが、スカイウォーカー一家の親子喧嘩に巻き込まれただけです。映像においても種切れです。ストーリーについても種切れです。
メモに書いたように、エピソード7はやるはずです。でも、ルーカスにエピソード4で示した斬新なものがないならば、晩節を汚すだけのことでしょう。なんか、エピソード7を見たくなくなりました。
追伸 今見てもキューブリックの「2001年宇宙の旅」は斬新です。エピソード4が陳腐に見えるのに対して対照的です。理由は二つありと思います。映像にのみならず、音楽が一流の音楽である。第二に、テーマが「人類の進化」とか「人工知能の自己」とか、現在においても未知であり、かつ重要なテーマを先取りしている。それに対して、スターウォーズの場合はポピュラーミュージックであり、テーマは親子喧嘩なんですから、勝ってこありません。