■ [発見]発表方法
本日は連合博士課程の仕事で神戸にいます。色々なコースの博士課程の発表を聞きました。専門外なのですが、興味ある発表が多かったです。さすが博士課程だと思います。発表方法は様々で、自分たちが普通にしていること以外の形式がありました。特に違っていたのは、国語の院生さんの発表です。第一に違っているのは、レジュメが縦書きである点です。おそらく国語の世界では一般的だと思うのですが、最初にそれを見て、驚きました。また、レジュメを読み上げる形式が顕著でした。文化の違いなのでしょうが、私は読み上げる形式は個人的には好きではありません。でも、本日、そのような発表形式の利点があることを発見しました。
本日の会場には聴覚障害の方がいらっしゃるため、手話通訳の人がいました。早口で話す発表者の内容を、どんどん手話にする様子を見て、「すごいな~」と感じます。後から後からくる言葉を記憶して、それを手話にする。そして、記憶し手話にしている間も、それを記憶しなければならないのですから、神業です。そのため、3人ぐらいの方が一定の時間で交代で担当されていました。ところが、国語の院生さんの発表の際は、殆ど仕事がありません。見ていると、読んでいるページが変わったときに、それを伝えている程度です。なんとなれば、配ったレジュメ通りに語っているのですから、聴覚障害の方にとって傷害はありません。意外な利点だと思いました。