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2005-11-23

[]カマキリの卵 21:53 カマキリの卵 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - カマキリの卵 - 西川純のメモ カマキリの卵 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 新潟では毎年、「今年は大雪か否か」が話題になります。その際、「地上からどれぐらいの高さにカマキリが産卵したか」によって判断するカマキリ博士なる人の意見テレビの地方ニュースで紹介されます。もし、大雪の年に低い位置に産卵すれば、その卵は雪の下の下に押し込められます。その結果、その卵は死滅します。そのため、長い生存競争の中でカマキリは本能的に積雪の量を予想することが出来る、というのがカマキリの産卵位置によって予想する根拠です。しかし、私の記憶によれば、この予想はあまり的中率は高くないようです。でも、私の記憶は、小雪が続いた20年間にすぎません。おそらく、もっと長いスパンで考えれば、それなりの妥当性があると思います。

 毎年、この時期になると悩むのがタイヤ交換です。雪が降る前にスタッドレスに交換するのも、なにか損なようです。本当に雪がつもるのは12月も押し迫った頃、多くはセンター入試の頃です。そのため、タイヤ交換の時期をずるずると先延ばしにします。しかし、それ12月中でも数回は降ります。そうなるとスタッドレスがないと走れません。とたんにタイヤ交換の客が押しかけ、どこにいってもタイヤ交換の順番待ちで1日を潰すことになります。そのため、早めに交換するべきであることは理解しています。でも、踏ん切りがつきません。

 昨日、家内が「裏のおじいさんが今日タイヤ交換していたよ。あの、おじいさんがタイヤ交換した頃に交換するといいみたい。」と言われました。なるほどと思いました。裏のおじいさんは私のような20年程度の雪国暮らしではありません。70年、80年の雪国暮らしです。色々な情報総合的に判断して、タイヤ交換の時期を決めているはずです。そこで、本日タイヤ交換をしました。兼好法師ではありませんが「少しのことにも、先達はあらまほしき事なり」です。