■ [ゼミ]計画的
学部ゼミ生の計画性の無さを、私がからかっている場面の話です。そこにKanさんが話に入ってきました。
Kanさん:おまえな~、計画的ということ分かってる?きっと、ちゃんとした計画を立て、きちんきちんとそれを実行することだと思っているだろ~。
学部生:頷く
Kanさん:計画的というのはな~、早め早めに仕事を終わらすことなんだ。
社会に出れば、自分のペースで、自分の計画通りに仕事をこなせるなんてあり得ません。それが普通です。もし、自分のペースで、自分の計画通りに仕事がこなせるとしたら、その人が無能だと周りから思われている証拠です。社会において有能であると認められた人なら、自分の予想とは別に、どんどん割り込んできます。それも、とんでもない仕事がドカドカとです。だから、社会に出て出来る計画性とは、とにかく自分の目の前にある、出来そうな仕事から早め早めに終わらせるしかありません。
でも、相当の能力のある人の場合でも、その人の処理能力でも処理出来ないようなスピードで仕事が舞い込み、仕事の山が出来る場合があります。そうなるとアップアップになってしまいます。私も今そうです。その場合は、まず出来ることを終わらせます。ポイントは、仕事をやり続けることです。細々した小さい仕事を終わらせると、どうしていいのか分からないような大きな仕事の全体の姿が見えてきます。そうすると、どこから手をつけていいかが分かってきます。どんなに複雑な仕事であっても、単純作業で終わる部分はあります。まずは、そのところから早め早めに終わせます。ところが、ごちゃごちゃと色々な仕事が入ってくると、とりあえず先送りするという人がいます。ところが、先送りしても仕事はへりません。さらに、後からの仕事も加算されて、さらに複雑になります。だから、とにかく出来るところを見出し、早め早めに終わらすしかありません。自戒のためメモりました。