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2006-05-24

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 明日の午前は連合博士課程のため大阪会議です。そのため、本日は前泊のため上越を出発しました。しかし、予定を大幅に変更し、朝の6時半に起きて、東京に行きました。理由は、東京のある学校校長先生から是非来て頂きたいというメールが来たからです。今回の大阪出張を絡めれば、外泊が増えないので、この日に日を設定して頂きました。

 校長先生に、あってお話ししましたが、本当に我々の研究をよく勉強している方です。また、学校経営方針(東京都の場合は必須です)を読ませて頂きましたが、全編、我々の考え方に裏打ちされています。そのうちの目指す学校像などは、我々の研究室の本から引用されているのが約1ページがあり、面はゆく感じました。通り一遍の「大学先生様おいで下さい」とは、別次元の方だと分かりました。

 以前のメモにも書いたように、自分の授業レベル改善は、もう終わっています。我々の次の課題は、授業作りではなく、学校作りです。でも、それには校長が変わってもらわなければ実現できません。私は、我々のOB校長になるまで待たねばならないかな~と、若干、悲観的に見積もっていました。でも、違いました。変わろうとする校長はいるんです。少なくとも、この日本中に二つの学校は、変わろうと本気で考えています。そのため、予算も含めて、身を切ってでもやろうと考えている校長がいます。そして、それを近隣の学校に広げようと声がけをしてくれます。心強いことです。

 私が「何故理科は難しいと言われるか」を書いたのは1999年です。次の年の2000年に、学び合いの最初の本として「学び合う教室」をだしました。それから、たった6、7年しかたっていません。田舎大学若造教師が、教育研究を実践の方々に問い、そこから自らの教育研究フィードバックしようとする志を立てて、たったそれだけの時間しかたっていません。でも、ここまでの段階に進みました。私はあと18年間、大学教師をやれます。それまでの、すごいことが出来そうな気がしてきました。今の自分が望んでいないようなことを望み、その実現を感じることが出来るような気がしました。 

 ワクワク!

追伸 現在大阪ビジネスホテルで、寂しげにこれをメモっています。