■ [大事なこと]無能
我がゼミ出身の若き教師が数日前に『大学で学んだことを、現場で活用したいと思います。しかし、出来る気がしないのです。子どもはきっと有能なんだと思います。しかし、こんなこともできないの?と思うこともしばしば。』とブログに書きました。すごく、気になりました。気持ちは分かります。私もそうでした。いや、今もそう思うことはあります。でも、「こんなこともできない」のは、自分が原因だと解釈することは「いつでも」も出来ます。たとえば、自分は善意でネックレスを与えているつもりでも、実は首輪、手錠、足かせを課しているのかもしれません。そして、教師は「私はこんなことをしてあげているのに、こんなことも出来ない」と嘆きます。でも、子どもにしてしてみれば、「こんなことを課すから出来ないんだ」と思っているかもしれません。いや、もっと恐ろしいのは、小さいときから首輪、手錠、足かせを課して育てられているから、それが不自由だと気づかないことかもしれません。現状を、どのように解釈するかで、次の一歩は全く違います。