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2006-10-04

[]スカイプ大作戦 22:13 スカイプ大作戦 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - スカイプ大作戦 - 西川純のメモ スカイプ大作戦 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 スカイプというTV会議システムは本当に便利です。と、本メモで宣伝したら、H県の小学校から、スカイプを通じて学校研究授業の支援の申し込みがありました。その学校は以前に講演におじゃまし、その熱意は十分に分かっているので、二つ返事でOKです。スカイプを通じての学校支援をテーマとしてるSさんに直ちに指令です。SさんはS県の現任校で実践研究中です。ということで、H県とS県と新潟スカイプで結びました。まず、数日前に機器の接続テストです。1対1の接続は何度もしましたが、(1対1)×2の接続は初めてですのでテストしました。快調です。本日の10時半より、H県の学校での授業をS県のSさんと、新潟県の私と西川研究室院生さんと見ました。その後、Sさんとスカイプで協議しました。そして、15時に3県を繋いで授業検討会を1時間半行いました。実に充実した研修を行うことが出来ました。

 本実験を通して、スカイプの可能性が広がりました。課題としては、1対1の面談と違って、相手方のマイク、こちら側のスピーカーを用意すべきことが分かりました。でも、遠く離れた学校の授業研究を支援することが、こんなに簡単にできることにビックリしました。

追伸 スカイプを通じて一緒に見てもらった院生のSさん(G県派遣院生)は、「先生、これって講師派遣料は発生するんですか?」と聞かれました。その質問の意図が分からなかったので、キョトンとしましたが、「もちろん、発生しないよ」と言いました。そうすると、「これって、美味しいですよね」と言いました。それを聞いて理解しました。私が遠方に出張して、講演等をすれば旅費・講演料などで、かなりの高額な講師派遣料が発生します。でも、遠方の出張は2、3日の時間を潰すのですから・・・。一方、スカイプの場合は日常の仕事を大幅に潰さずにすみます。学校の取り組みとして、十分の熱意のある学校だったら、今後も是非やりたいと思いました。

追伸2 ただし、これを利用するためには、その学校教育委員会が、小役人根性丸出しのセキュリティポリシーを言い出さないか、それがあっても、それに対してちゃんとものが言える管理職学校であるか、いずれかであることが前提です。