■ [ウルウル]大望

本日、Kinさんから現場に戻ってから何をしたいかを聞きました。感激しました。
かって、学び合う教室において、子どもが自分「たち」が勉強したいために、「これだけの時間が必要だ」と教師に主張することを教えてもらいました。私は、あまりの素晴らしさにボロボロと十分以上泣いてしまいました。さて、Kinさんは小学校の先生です。そのKinさんに現場に戻って何をしたいかを聞いたら、それの拡大版であることを教えてもらいました。小学校では1日は様々な教科で構成されています。その1日を子ども達が再構成するんです!例えば、教師はその人の課題を各教科別に語ります。そして、子ども達は1日を計画します。そして、「今日の国語の課題は、30分で終わるから、その時間は算数に割り当てたい。さらに、社会の課題は20分で十分だから・・」ということを子ども達は主張します。それに対して、Kinさんは、「そんなこと俺に言う必要ないよう、最後に結果を出せば良いんだから」とニコニコ言うんです。さらに進めば、1日ではなく、1週間になり、1ヶ月になります。それは、現在の西川研究室の姿です。それを小学生が達成するんです。凄いですよね。そして、西川研究室と同様に、すんごい成果を出すんです。ワクワクします。
これを聞いてKinさんに私が言ったことは、スモールステップにしないでやったら、ということです。つまり、普通の教師だったら、そしてKinさんが修士1年の段階だったら、まずは一つの教科で学び合いを試してから、徐々に広げるという方法を採ります。しかし、今のKinさんだったら、はじめて担任した子どもに上記を語れると思います。そして、語られた子どもは、それを達成すると思います。
我々は既に、一つの教科において1ヶ月以上を子どもに任せ運営することを実現しています。そして、西川研究室で言えば、1年以上のスパンで「全て」を子どもに任せ運営することを実現しています。私は言いたい。かって、あまたの高名な教育実践者の中で、Kinさんが願っているような願いを持った人がいるでしょう か?1日、1ヶ月のレベルで 小学生に任せるのです。小学生を大人として本当に扱うんです。
すごい大望です!