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2006-10-25

[]選択権 18:38 選択権 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 選択権 - 西川純のメモ 選択権 - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日、私の所属するコースで、卒業研究研究室所属のルールが議論されました。

 色々のメモにも書いたように、私は、常に学生さんの選択権を確保する立場で論をはります。例えば、私の授業を聞きたい人には、聞かせたい。私の研究室に所属したい人には、所属させたい。逆に言えば、私の授業を聞きたくない人には、聞かなくていいようにしたい。私の研究室に所属したくない人には、所属しなくていいようにしたい。全ての学生さんが、自分にあった授業、研究室を選択出来るようにしたいと思います。

 今回の議論で焦点となったのは、各研究室の所属人数に上限を設けるべきか否かです。私は、上限を一律に課すことに反対しました。かつて所属したコースでは、そのような上限を一律に課していました。その結果学生さん同士の人間関係が悪くなるのを見ていました。だから、絶対に反対しました。さて、その議論の中で、「あまり多くの学生が所属すれば、質の低下は免れない」という意見が出ました。学生に対して、一定の質を保証したいとの気持ちからの意見です。ただちに「私の研究室には1学年5人が所属しています。4年生は5人のうち、4人が2次試験まで合格内定を受けています。また、いままでにおいてもゼミ生の研究は、学術論文学会発表で、高い評価を得ています。従って、私の研究室に関しては、人数が多いからということは問題有りません。しかし、各研究室には事情が色々ですので、上限を設ける研究室はあり得ると思います。しかし、全員にそれを課すのは反対です。」と主張しました。本コースの先生方は、学生のことを思って判断する方々ばかりです。直ちに了解していただきました。

 ということで、もし、学習臨床コースの研究室で、多くの学生さんが特定の研究室希望し、それが叶えられたとしたら、それは我々のゼミ生の実績の成果であると、誇っていいと思います。

追伸 会議で大見得をきったとき、誇らしかった。

追伸2 いずれにせよ、研究室決めの面談では、「怖いよ~、恐ろしいよ~、大変だよ~」を連呼することになると思います。