■ [う~ん]授業の見方(その2)
本日、講義をしました。典型的な、学び合いをテクニックとして使う授業です。面白いぐらいに、思うとおりに学生さんを動かせました。1時間半飽きさせずに授業に集中させ、キラキラした視線が私に注がれます。正に「快感」です。が、そこにあるのは、自分の話術などの力量に関する再確認と自己陶酔です。そして、学生さんから学ぶことはありません。冷静になれば、自己嫌悪します。
やるべきことは見えています。既に我々の研究室での成果は意味あることであることは納得させているはずです。少なくとも、受講生の大部分は納得していると思います。そして私がそれを求めることが出来る管理者であるとも納得させています。良質なテキストである我が研究室の本があります。一つ難点として、集団としての凝縮力に欠けています。しかし、それは課題を達成する過程で成長するはずです。従って、ゼミ生に最初に与える課題をやれば良いだけです。それは、我々研究室の本を課題として与え、「それをみんなで理解せよ」と求めることです。しかし、それはパンドラの箱です。それをしてしまうと、我がゼミの許容範囲以上の学生さんを我がゼミに引き込んでしまいます。どうしよう・・・