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2007-01-12

[]学んだこと 13:07 学んだこと - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学んだこと - 西川純のメモ 学んだこと - 西川純のメモ のブックマークコメント


 本日西川研究室の全体ゼミです。20人弱の現職院生さん、学卒院生さん、学部4年、3年が一緒になって議論します。本日は、3年生の研究計画検討です。3年生は早い人で半月後、遅い人でも1ヶ月後に群馬県高崎市学校に1ヶ月以上入って実践研究をします。5人まとめて受け入れてくれただけではなく、彼らのために何が出来るかという視点で場を提供してくれる学校がいることに、涙が出るほど感謝します。しかし、その好意に甘えてばかりいられません。研究室として、最善を尽くすべく、全員で彼らの研究計画を検討します。3時間ぶっ続けで。二つのことを学びました。

 第一番目は、学習者が話し合っているときに、教師は介入すべきではない。ということです。分かっているんですが、出来ません。おそらく、言っていることは正しい、と自分では思っています。しかし、それを思っている自分自身が、駄目だと判断します。反省~。でも、私が長い説教かましても、し~んとならないだけタフになっているメンバーの成長を嬉しく思いました。

 第二番目は、学習者の議論が進行している声は、本当に良い子守歌です。例えになっていないかもしれません。うまい床屋に髪を切ってもらっていると、寝たくなくても、いつの間にか寝たくなるのと同じです。全てを「お任せ~」と感じると、寝たくなるんだと思います。

 質の高い議論。それを成り立たせる力在るメンバー。やっぱ、指導教員は、「元気で、留守が良い」と思いました。