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2007-03-17

[]変わるもの、変わらぬもの 21:50 変わるもの、変わらぬもの - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 変わるもの、変わらぬもの - 西川純のメモ 変わるもの、変わらぬもの - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日、学習臨床コース大学院の追い出しコンパでした。1学年60人ですので、2学年では百人を超えます。そのうち半数は来年はいなくなります。本日、西久保研究室院生控え室に行きました。既に整理されている机もあります。すごく、寂しい!そして、毎年、ピーターパンのように感じる理由が分かりました。

 ある組織メンバーが最年少が20歳で、定年が60歳だとします。もし、人事の計画が成されている組織ならば、毎年、40分の1の人が入れ替われます。それが普通組織です。ところが、学校は違います。圧倒的大多数を占める子どもが毎年二十パーセント変わります。中学校高校の場合は33.333%も変わります。つまり、メンバーは毎年、毎年、劇変します。本日も、整理された机の主の思い出が過ぎります。そして、そのような人が、余りにも多すぎます。

 が、人間のありようは組織によって決まります。それ故、毎年メンバーは変われど、その年の、その年代の行動は、前年の前年の行動に一致します。つまり変わらないのです。が、前年の「その人」は、今年は全く異なった組織の中で、全く異なった行動をするでしょう。つまり、私の関係者が、あと少しで劇変しており、その数が多く、ところが自分は今年も同じなんです。

 本当に、学校という組織は変な組織です。