■ [ワクワク]同志からのメール

以前、ニッパチ理論の事をブログに書きました。興味があるかたは本ブログの検索で捜してください。集団を変えるには、その2割の革新者(確信者)がいれば十分だという考え方です。学校を変えようという方に、そのことを話します。今年異動した、そのような同志の方からメールをいただきました。
『今日,6年生に「種」を蒔きました。『学び合い』のガイダンスで,これからの学習方法を話しました。みんな「キョトン」としていました。どう動くかは予想していました。ガイダンスを終えて,子ども達の様子を見ていますと,予想通りに動きます。PC教室,図書室。ほとんどの子どもは,ここから情報を得ようとしています。「教科書」に優るものはないことはまだ分かりません。想定内の「動き」でした。楽しみです。やれそうです。やってくれそうです。
若い女教師と教護教諭に西川先生の考えやら,私がやってきたことを45分位話しました。目が輝いていました。二八のスタートです。』
上記の同志が何を考えているかを分かるために、ちょっと補足します。調べ物学習で、子どもが図書館やPC教室に移動し調べる子どもは熱意があるように思われています。しかし、『学び合い』を経験すると、そんなものより同級生の有効性が分かります。そして、情報源としては教科書で十分であることに気づきます。そうなると、相対的に学習に熱意のない子ども(正確には何をやったら分からない子)が図書館やPC教室に移動し、圧倒的大多数はクラスの教室で、教科書片手に同級生と議論します。そして、やがて図書館やPC教室に移動する子は殆ど無くなり、たまに教科書では駄目なときに移動するのみとなります。そのことを分かっているので、「想定内」と表現しています。今はセオリー通りの子どもの動きです。でも、直ぐに予想を超える子どもの凄さが表出します。それからが本当の楽しみです。多くの教師が、自分の思ったとおりの動きを喜び、誇るに対して、我々は自分の思いを越える動きを喜び、誇ります。そのメールがしばらくしたらあるでしょうね。
■ [嬉しい]春の味第三弾

本日の昼休み、学内でコシアブラを取りました。研究室に置くと、コシアブラで一杯です。近日中に天ぷら等になるでしょう。楽しみ。あとは、春の味の最後、ワラビです。葉桜になり、ツツジが咲く頃が目安です。
■ [親ばか]「感謝」集団登校

昨日、息子と同じクラスの子が、我が家から20m程度先、それも玄関から見える家であることを家内が発見しました。さらに、その家にはお姉ちゃんがいて、一緒に登校しています。さらに、さらに、息子と同じ幼稚園で1年生の子が、その家に集まって集団登校するようです。結果として6,7人の子が集団になって登校しています。息子をお願いしたら、受け入れてくれました。感謝。そういう上級生が息子の小学校に一杯いることを、可視化します。
■ [ゼミ]滑り出し

今年卒業したYちゃん(いやSさんと言うべきか・・)のブログに以下がありました。早速可視化します。
『ひよこ教師になり、はや1週間・・・
いろいろなところで新任の挨拶をする機会があります。
職員の方々に向かって。
全校児童の前で。
これからですが、クラスの子に。
また、書面に載せる文章も何回か書きました。
そんなとき、よく思うのは、ゼミで培ったことがすごく役立つということ。
Kineさんに教えていただいた「じゃんけん」作戦はみごと大成功♪♪(先生方にも好評でした!)
ほかの機会でも、意外にスムーズに話せます。
なんでだろう?と思ったら、院生さんと話していたから、全体ゼミで発表していたから、今までよりは緊張せずに人前で話せるのだと思います。
ほかにも、パソコン関係なんかはなんとか役に立つことができます。(こんなにゼミ室ではSakさんに頼っていた私が、ここではまぁまぁ使える部類に入るみたいです(笑))
いやぁ、N研って思っていたよりももっとすごかった』
私のコメントは以下の通りです。
『よんでウルウルしました。
まずは滑り出しOKだね。
さて、説教親父になって・・・
「じゃんけん」作戦は有効ですね。
でも、しょせん小技にすぎません。
それを教師の職能と考えてはいけませんよ。
N研究室の現職さんは、そんな小技は山ほどあるのに、それは小技にすぎないことを理解している方々です。その先があります。大学に入学した当初の人気者が、4年の時に人望があるかといえばそうでもない。長いスパンでつきあったとき、話の面白さなどのことより、結局、その人が自分をみんなをどのように考えているかという「徳」の方が重要になります。子どもも、同僚も同じです。
新採直後に『学び合い』をやったら、回りの先生方はビックリするし、よほどの大物先生でない限り、新採指導の先生は許さないでしょうね。ご飯の炊き方と同じで、「はじめちょろちょろ」でやりましょう。君は『学び合い』の子どもたちの姿を見ています。だから、どのような時、子どもが本当に主体的になるかを知っています。まがい物で誤魔化されては駄目です。期待していますよ。』