■ [嬉しい]待ってました!

我がゼミ生(学部生・学卒院生、つまり現職院生以外)には、「直ぐに『学び合い』をしなくてもいいよ。いや、しないほうがいい」と言います。『学び合い』は簡単です。新規採用の初年でも出来ます。『学び合い』のライブを見て、『学び合い』を実践した現職院生さんとゴチャゴチャ2年間を過ごした我がゼミ生であれば、万に一つも心配はありません。が、彼らが勤める学校が、それを許すかが問題です。3ヶ月間ぐらいほっておいてくれるならば、実績で外野を黙らせることが出来ます。でも、新規採用では、それもかなわないでしょう。だから、「しないほうがいい」と言います。同時に、「数年経って地盤を固めたら、やりなさい」とも言います。でも、その間、子どもを不幸な状態に置いておかねばなりません・・・・。
我がゼミの出身者にYがいます。『学び合い』を本格的に導入して、「理科」の鎖から放たれた最初の世代です。現職経験4年目に入ったところです。ずっと前から「いつ、動く?」とじっと待っていました。本日、彼のブログに以下がありました。思わず、「待ていました!」と膝を叩きました。
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昨日が、今年度最初の授業参観でした。最初の山場を乗りこえ、ようやく一段落つきました。新学期が始まってから約2週間。正直言って、すごく楽しく過ごすことができました。忙しいは忙しいのですが、職員室、教室、共に非常に居心地がよくて…。ありがたいことです。
さて、うちのクラスの子どもたちはというと…たった2週間ですが、凄まじい勢いで成長しているような気がします。過去3年間では、見ることができなかった姿。もう、学び合いはかなり浸透してきました。やっぱり子どもたちが普段していることだから、浸透も早いですね。私も、毎日のように学び合いについて語りまくっているからかもしれませんが…。授業で課題を出すと、すぐに動き出そうとする子もいます。それで、面白かったのは、算数の授業でのこと。現在、TTで授業を行っているのですが、うっかりTTの先生にこの学び合いのことを言い忘れていました。
その授業では、コンパスを長さを測る道具として使い、折れ線になっている2つの道のどちらが近道かを調べると言う内容でした。課題は「Aの道とBの道、どちらが近道かな」として、前の反省も踏まえて、①コンパスを別の使い方で使うこと、②二つの直線を使うことの2つが課題を解くカギであることをさっさと伝え、後はすぐに各自で解決する時間としました。すると、最初は自分の場所でじっくり考えていた子どもたちも、いい加減、我慢できなくなってきたのか、席を立ち、動き回りました。それを見ていたTTの先生は相当驚かれたようで、「どうして立っているんだい!?」みたいな顔をしていました。それが、面白かったです。すみませんでした。
まあ、確かに見た目は明らかに崩壊授業に見えるでしょうね。特に、廊下から見た場合、休み時間と同じ状態になっているわけですから、TTの先生が驚かれたのも無理はないかな~と思います。でも、意味のない立ち歩きをしているわけではないので、この日の課題は、見事全員クリアできました。やったね!
こうなってくると、もう学び合いの授業をやめられない、止まらない状態になってきました。普通の授業をしたくなくなってきちゃったのです。普通の授業は、自分が苦しくなってきて、エネルギーの消耗が大きく、子どもたちの姿もゆとりをもって見られないからです。
本当に最高ですね~これは!ははははは~!
■ [嬉しい]新聞

八幡小学校の実践が、地元の地方紙である上毛新聞に掲載されました。これが弾みなってくれればと願います。なにしろ全国的に伝えられた八幡小学校の実践を、地元は知っていないのですから。正当に評価される機会となるとワクワクします。
■ [お願い]ご案内

と、いうことで群馬県の方が、このブログを見ていることを予想し、再度ご案内いたします。
我が同志が以下の会を企画しました。ご案内します。ご参加をお誘いします。
追伸 不遜ながら、私の講演会を聞いた方だったら、おわかりのことと思いますが、大抵の方は飽きさせません!(全員でないということを自覚しているところが大事です)
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本研究会は、西川 純(上越教育大学教授)らの研究成果をもとに、子どもたちの相互作用による『学び合い』を研究し、その成果を広めようとする同志を応援する研究会です。お気軽にご参加ください。 │
後援 臨床教科教育学会
3 日時 2007年5月26日(土)13時から17時
4 会場 早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンターN403号室
5 日程(予定)
12:30~12:45 受付
12:50~13:00 開会
14:15~14:30 質疑
休憩
14:45~16:30 『学び合い』の授業実践報告と質疑
16:45 閉会
17:00 軽い懇親会
6 定員 30名
定員になり次第、締め切らせていただきます。
7 参加費 2000円(懇親会費は別途)
☆当日受付で集金いたします。
8 お申し込みの方法
Eメールにて申し込みください。宛先は、杵淵 眞 までお願いします。
Eメールアドレス makine44@mail.goo.ne.jp
Eメールには、①お名前②お勤め先③ご住所④お電話番号⑤懇親会の参加の可否をご 記入ください。
こちらから返信メールをお送りいたします。
9 お願い
『学び合い』に興味をお持ちの方が、お近くにいらっしゃいましたら、お声をかけていただきたいと思います。よろしくお願いします。