■ [大事なこと]出来る

我々が『学び合い』を研究し始めた当初より、格段に、出来ることが多くなった。以前は、『学び合い』は15分程度の手だてを、3日にわけて実施すれば出来ると考えていた(つまり総計45分)。これでも、普通の学び合いの手だてより、格段に簡単だ。でも、それが15分程度の手だてが1回で大丈夫だと分かり、現在では説教が5分で十分だと知っている。
我々が『学び合い』を研究し始めた当初は、『学び合い』が根付くまで2~4週間かかると考えていた。これでも、普通の学び合いの手だてより、格段に短い。だって、1年間かけて学び合いを作り上げようとしているのが大多数だ。でも、それが今では、初期段階だったら、その日のうちに成立することを知っている。
そんなことで、成績が上がり、人間関係が良くなり、特別支援の問題を解決出来る。
何故だろう、と考えた。それは我々が現在できることは、我々が気づくより以前から、実は簡単なことだったからである。ただ、我々は今それを「出来る」と思い、信じ、そしてやってみた。それ故、当然のことながら「出来た」。
現在、我々の課題は、教師、教師集団の変革である。それを課題と意識し始めた3年前ぐらいです。そして、それをハッキリと目標としたのは2006年4月17日です(5月1日のメモに記録しています。)。その時は、その課題はヒマラヤよりも高かった。しかし、たった1年しかたっていない現在、各地のOBからのメールを読むと、打破可能の目標として捉えられる位置に来ていると感じます。
何故だろう、と考えた。それは、我々はそれを「出来る」と思い始め、信じ始め、やってみはじめた。そして、それが「出来はじめた」。
あと少しで、『教師、教師集団を変革することは我々が気づくより以前から実は簡単なことだったからである。ただ、我々は今それを「出来る」と思い、信じ、そしてやってみた。それ故、当然のことながら「出来た」。』と宣言できるのではないだろうか?
我々の目の前にある課題は、バンジージャンプである。実は、一歩進むだけで解決できる。同志各位の志に期待します。