■ [ゼミ]馬鹿話
本日はゼミ生の皆さんと1週間分の馬鹿話をしました。なにしろ、出張続きだったので馬鹿話が出来なかった。2時ぐらいから5時過ぎまで、延々と馬鹿話をし続けました。が、私の語った時間の半数以上は、説教で占められていました。
我々は「教師は教えるな」と主張します。そうすると無理にでも「黙る」先生がおられます。しかし、しゃべりたくて教師になったものにとっては精神衛生上よろしくない。どんどん、しゃべってください。ただし、馬鹿話と説教と喜びと感謝で。
■ [大事なこと]信じるものは救われる
「あと、もう少し、ガンバ!その後」の方よりメールをいただきました。もう初期段階は完成され、「みんな」の徹底段階に進まれているようです。以下の通りです。
『今日、算数の単元テスト【足し算、引き算】をしました。今年度になって2回目のテストです。1校時~3校時まで社会の校区探検でずっと歩きっぱなしで4校時は、そのまとめでした。1番条件の悪い5校時のテストでした。なので疲れて悲惨な結果かもしれないと思っていました。子供達は、疲れているにもかかわらず全員が一生懸命に取り組みました。34人のテスト結果です。目標は、みんなが90点以上です。
90%以上達成(20人)
80%以上達成(7人)
70%以上達成(3人)
60%以上達成(1人)
50%以上達成(2人)
43%達成(1人)
まずまずのできだと思いますが、まだ目標に達してない子が14名もいます。達成できた子の20名が一人ひとりについても余りますので全員達成も夢ではないと思います。学校の方針で単元によって算数の先生と私でクラスを半分に分けて少人数の取り組みをしています。今回は、引き算の所を1週間は、その取り組みをしました。「学び合い」を全員で取り組めたらもっと効果が出ていたと思われます。徐々に算数の先生も巻き込んでいけたらと思っています。
大事なことを言い続ける(説教)そして褒める(評価)。のが良かったのでしょう。なかなか思うように動かないのでイライラした時期もあったのですがそれが少なくなってきました。最近いろんな場面で子供達がもの凄く意欲的になってきました。(ボ-ッとして何考えているのかなと思っていた子までが)なんて表現したらいいのでしょう言い続けたことが頭の中で熟成されてそれが、行動になって現れてきた。まだまだですが、教師が考え方さえ変えれば変わってくるのですね。何かに取り付かれたように細かい所まで一生懸命掃除をしています。(言わないのに床の隙間からごみを取ったり、黒板や黒板ふきをとてもきれいにしたり 私のテ-ブルをきれいにふいたり・整理整頓したりテレビをふいたり・・・等探してやっています。)給食は、いつも10分遅れだったのが今では5分早い時もあります。話をしっかり聞けるようになってきました。(1回目のテストで90点以上を初めて取った子は、今回も90点以上でした。それに気を良くしたのか係活動もとても一生懸命になってきました。かなり落ち着きのない子なのですが、誰よりもしっかり話を聞いていてお友達に注意していたのには吃驚です。今日の探検での観察もなかなか良かった。良い面がどんどん出てきます。)掲示物がはずれていたらすぐ止めてくれます。進んでよくお手伝いをします。放課後も残って手伝う子もいます。怒る必要は、ほとんどありません。事務もゆとりを持ってできます。教師が、邪魔さえしなければ存分に子供は個性を発揮するのですね。
以前は、ゆとりを持って子供達に接したい。いっぱい褒めたい。と思ってもなかなかできませんでした。逆に忙しさに追われてゆとりを持って接せない。怒りすぎてしまう。子供達は、反発する。また、怒る。悪循環です。一生懸命取り組んでいるの分かってくれないと挙げ句の果ては、子供の性にする。親の性にする。今はほとんど子供に任せて、よく観察して褒めることができます。それが、上手く循環しています。
来週から一単元を子供に任せてみようと思っています。楽しみです。』
私の返信は以下の通りです。
『あはははは
全員、90点以上を実現するまでは、決して満足してはいけませんよ。
彼らはそれができます。
強く願って、信じてください。
そうすれば彼らは、それを実現します。
まるで宗教みたいですが、
そのようになっているから不思議です。』
でも、本当に不思議です。でも、当たり前です。我々の『学び合い』は数百万年の生存競争の厳しさの中で洗練されているのです。それがうまくいかないはずはありません。
■ [お願い]ご案内
選挙の最後の日になると、「最後のお願いに参りました」と連呼します。それと同じです。
我が同志が以下の会を企画しました。ご案内します。ご参加をお誘いします。
追伸 不遜ながら、私の講演会を聞いた方だったら、おわかりのことと思いますが、大抵の方は飽きさせません!(全員でないということを自覚しているところが大事です)
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本研究会は、西川 純(上越教育大学教授)らの研究成果をもとに、子どもたちの相互作用による『学び合い』を研究し、その成果を広めようとする同志を応援する研究会です。お気軽にご参加ください。 │
後援 臨床教科教育学会
3 日時 2007年5月26日(土)13時から17時
4 会場 早稲田リサーチパーク・コミュニケーションセンターN403号室
5 日程(予定)
12:30~12:45 受付
12:50~13:00 開会
14:15~14:30 質疑
休憩
14:45~16:30 『学び合い』の授業実践報告と質疑
16:45 閉会
17:00 軽い懇親会
6 定員 30名
定員になり次第、締め切らせていただきます。
の予定でしたが、それ以上のご希望の方があったので、それに対応できようにしました。
7 参加費 2000円(懇親会費は別途)
☆当日受付で集金いたします。
8 お申し込みの方法
Eメールにて申し込みください。宛先は、杵淵 眞 までお願いします。
Eメールアドレス makine44@mail.goo.ne.jp
Eメールには、①お名前②お勤め先③ご住所④お電話番号⑤懇親会の参加の可否をご 記入ください。
こちらから返信メールをお送りいたします。
9 お願い
『学び合い』に興味をお持ちの方が、お近くにいらっしゃいましたら、お声をかけていただきたいと思います。よろしくお願いします。