■ [大事なこと]3回目
先週の金曜日、月曜日、火曜日と大学近くの学校に、現職院生さん達とお二人の先生をサポートに入りました。
事前に、その先生がたの授業見ましたが、「こりゃ、簡単に出来る」と思いました。「遅くとも2週間で、『学び合い』の初期段階は卒業だ」と思いました。愚かにも私は間違いました。このペースでは、今週中に「ご卒業」です。
最初の金曜日に最初の語りを行い、課題を与えました。子どもたちがドンドン動きます。特に、世話好きな子どもがドンドン動きます。しかし、褒めることが少なかったというのが、その先生の反省です。
月曜日、教えない、褒める、つぶやく、そして説教が全開です。子どもがもっと良い動きをします。しかし、課題量が多すぎたために、子どもが関わる時間を十分に保証できなかったというのが、その先生の反省です。
本日、火曜日。既に、その先生の語りは型から離れ、自由に語れます。子どもの動きが激変し、「全ての子ども」が学習に集中し続けています。子どもたちが生き生きしている姿、また、その姿を見て喜んでいる先生の姿を見ていると私は幸せになります。
もちろん、子細に見れば「抜け」・「課題」はあります。しかし、それはクラス作りの中で解決されます。これからが楽しみです。その先生方には、チョモランマのように見えたクラスの課題を、子どもたちが自然に解決することを知った瞬間の「その先生」の顔を見たい。心が洗われるような、いい顔をしているはずです。それが楽しみです。
行き帰りの車の中で、一緒に入っている院生さんのお一方と話しました。「なんで、こんなに簡単で、効果絶大なこと、やらないのだろうか」と。