■ [親ばか]まってるよ
息子の学級ではポニーを飼っていて、引き馬が息子は大好きです。日曜日に授業参観があります。本日の息子の作文です。
『日よう日に、おとうさん、おかあさんを、ひきうまにしょうたいすることにしました。おとうさん、おかあさん、ぜひきてください。まっているよ!』
もちろん、行きます。
■ [大事なこと]色々
本日は学部2年生を中心に、西川研究室以外の学生・院生さんを十人ほど地元のS小学校に連れて行きました。3時間目は5年と6年の「一緒にいるだけの異学年」、4時間目は社会科の『学び合い』です。当然ながら、学生さんたちは呆然としていました。あはははは
異学年は2時間目ながら、子どもたちは異学年を楽しんでいました。単一学年では見られない、ダイナミックな動きが生じました。やはり、いい!と思いました。お二人の担任の先生は課題を見いだされていましたが、それ以上に、その課題を楽しんでおられました。
次の4時間目は6年生の社会科の『学び合い』では、担任の先生より平均点が92点であることが発表されました。しかし、子どもたちは手放しで喜んでいません。自分たちの実力は92点以上であると考えているようです。さすがです。3時間目の異学年の『学び合い』に比べると、落ち着いた感じがします。
5年生は『学び合い』ではありませんが、ふと、教室を見ると『学び合い』になりそうな雰囲気です。図々しく、担任の先生を手招きして、話しました。話したことは、「課題をシャープに、単純にすること」、「みんなということを求めること」、「最終段階でどのような評価をするかを明示すること」の三つです。私が教室を出ると、その方向で、課題を再設定をされている声が聞こえました。5分後に覗いてみると、『学び合い』ではないはずの授業が『学び合い』に変わっていました。セオリー通りですが、まるで魔法のようです。そして、実に素直な先生だな、と思いました。剣道でいう守破離の守の段階では素直であることが重要です。「この先生、凄い勢いで成長するぞ」と思いました。
授業後に、両先生と議論しましたが、意欲的な両先生にワクワクします。その際、M1の二人と現職さんが授業で気づいたことを両先生に話しているのを聞きました。現職さんの見取りの確かさは当然といえ、M1の見取りは正直ビックリしました。私を遙かに超えています。教員養成系学部ではない学部出身の院生さんです。1学期にS小学校に「放り込んだ」ときはどうなるかな、と思っていました。しかし、この半年間、クラスに入り込んで、徹底的に見ることを通して力がついたことを感じました。
私は教育実習では「やる」より「見る」を大事にしたいと思っています。もちろん、法で定められた「やる」はもちろんやりますが、それ以上に「見る」を経験させたいと思います。人はしゃべる前に、膨大な聞くが必要です。人は書く前に、膨大な読むが必要です。聞く、読むを膨大に行えば、巧まずとも、しゃべり、書きます。授業も「やる」前に、膨大な「見る」が必要です。ただ、小中高大で受けていた学習者の立場からの「見る」ではなく、授業者の立場からの「見る」が必要だと思います。M1を見て、それは正しいと再確認しました。
最近、M1が両先生の一斉指導の授業を参観しています。理由を聞くと、「新鮮だから」だそうです。それを聞いて笑いました。確かに、彼らは膨大な『学び合い』の授業を見ています。しかし、一斉指導はほとんど見ていません。あはははは
ふと思います。もし、上越地方に『学び合い』が広がって、定着したら・・と想像します。学部3年の教育実習はどうなるのだろう?もし、一斉指導をやったら、子どもたちから総スカンをくらうでしょうね。う~む・・・