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2008-01-05

[][]子育て 22:38 子育て - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 子育て - 西川純のメモ 子育て - 西川純のメモ のブックマークコメント

 多くの教師が大事だと思っていて、我々は不要(いや、有害)と思っていることは、保護者は絶対にすべきことです。

 教師は過程を見るのではなく、結果を見ていることを伝えるべきだ、と主張します。でも、子どもは過程を見て欲しい。それを見るべきは同級生ですし、それ以上に保護者が見るべきだと思います。

 「その子」が問題を起こしても、教師は「その子」をしかるべきではない(例外は身体・生命に関わること、人権に関わること)、と主張します。しかし、子どもは悪いことをしたら叱られるべきです。しかし、それを叱るべきは同級生ですし、それ以上保護者が叱るべきです。

 子どもが勉強で躓いたとき、それを教えるべきではない、と主張します。でも、躓きは解消すべきです。その解消をするのは同級生ですし、それ以上に保護者がちゃんと子どもの勉強を見るべきです。

 多くの教師が大事だと思っていて、我々は不要(いや、有害)と思っていることは、数十人の子どもを預かっている教師には不可能です。中途半端にやろうとすると、多くの子どもがそれを受けられないから、我々は有害だと主張しているのです。でも、保護者は可能なはずですし、そうすべきです。

 人の相性は不思議なものです。善意の教師がどんなにしても、ダメなものはダメかもしれません。しかし、保護者はダメなものはダメかもしれないが、それでもトライし続けて、可能にするかもしれません。だって、数十年間という時間を費やせるのは保護者だけですから(伴侶もですが・・・)。

 私は息子が、私以上に担任教師になついて欲しくない。担任教師が息子にチュッチュして欲しくはないし、息子が担任にチュッチュして欲しくはない。それらは親である私の権利であり、義務だからです。担任教師には私とは別のこと、そして、私には出来ないことをお願いしたい。それは、『学び合い』を成立させ、クラス集団を健全にして欲しいと思います。もし、保護者が親の代わりを教師に求めたとしたら、不健全ではないでしょうか?同様に、教師がそれを望んでいたり、当然と思っていたとしたら不健全ではないでしょうか?子育ては、保護者の権利であり、義務です。学校は子育ての場ではありません。

追伸 息子は学校のトイレは苦手です。ということで、先月、担任の先生に「下」のお世話をしていただきました。本当に感謝しています。しかし、それは突発的なことであり、定常的にそれを願ったり、期待することはありえません。息子のおしりを拭けるのは私の権利です。あははは