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2008-05-01

[]疾風のように現れて~ 17:24 疾風のように現れて~ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 疾風のように現れて~ - 西川純のメモ 疾風のように現れて~ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は神奈川県の中学校の先生2名が、4時間も車を運転して私の大学院の授業を聴講しに来ました。ご奇特なことです。12時半に大学に到着し、1時から2時半の私の授業に参加し、1時間ほどゼミ室で議論し、お帰りになりました。月光仮面のテーマ曲は「疾風のように現れて~、疾風のように去っていく~」ですが、その曲を思い浮かべました。

 お二人の頭がパンパカパンになるほどの夢を注入しました。期待できます。ワクワク

追伸 考えてみれば、私が講演する場合は、ほんの数時間のために1日(時には2、3日)を費やしています。よぶ側も、それだけの誠意を示してくれるとやり甲斐があります。

[]若い先生へ 08:43 若い先生へ - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 若い先生へ - 西川純のメモ 若い先生へ - 西川純のメモ のブックマークコメント

 日本各地でトライしはじめる先生、特に若い先生へアドバイスです。

 豊臣秀吉がある寺に立ち寄りました。夏で汗をかき、のどが渇いています。寺にお茶を所望したら、男の子がぬるいお茶を持ってきました。秀吉はぐ~っと飲み干しました。次に少し熱めのお茶を男の子は持ってきました。先ほどよりはゆっくり飲み干しました。既にのどの渇きは癒されています。そして最後に熱いお茶を男の子が持ってきました。秀吉はゆっくり味わって飲みました。男の子の心配りに感じて、引き取りました。後の石田三成です。

 織田信長が京都に上洛したときです。京都で最高の腕を誇る料理人が信長に料理を出しました。ところが薄口の京料理ではなく、信長が食べ慣れている味の料理を出しました。それでその日の食事は終わりです。しかし、食事毎に味を徐々に変え、最後には最高の京料理を出したそうです。もし、最初に口に合わない京料理を出したら、その高慢さを許さず切り捨てたと言われます。それを察した料理人の配慮です。料理は相手があってのおもてなしです。

 私のゼミOBにYamさんがいらっしゃいます。いつもいつもニコニコしていますが、なかなかの二枚腰、三枚腰の人です。

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/santajun/20080427

 ただし、付け加えます。若い先生は「おじさん・おばさん」のようなテクニックはありません。特に最初の1週間の語りの引き出しは差が大きいと思います。また、Yamさんの場合は、前年度の輝かしい実績があります。それは保護者にも同僚も知っています。新任の場合は、それが無い。

 一方、「おじさん・おばさん」に比べて大きな有利点があります。それは「教えてもらう」、「助けてもらう」ことに抵抗が少ないということです。本当は「おじさん・おばさん」も必要な資質なんですが、まあ、なかなか難しい人が多いですよね。もう一つは、時間です。家庭を持つと、そちらにも時間を割かねばなりません。しかし、若いうちは朝から夜までの時間をついやすことも可能です。

 ふれ~、ふれ~

追伸 言うまでもなく、『学び合い』学校が成立したら、初日の1時間目から『学び合い』でトップギアーです。あはははは