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2008-05-24

[]二人 11:04 二人 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 二人 - 西川純のメモ 二人 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 本日は息子は土曜日登校です。ということで、今、家で家内と二人でラジオを聞きながらコーヒーを飲んでいます。不思議な感覚です。息子が生まれてからは、私が家にいるときは息子がいます。休日、二人っきり、久しぶりです。昼は二人でランチに行こうと思います。家族三人が一番だけど、たまには二人もいいな~

[]分析 11:31 分析 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 分析 - 西川純のメモ 分析 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 昨日のライブのあと、授業での分析の議論がなされました。とても、いいな~っと思いました。そこには研究授業後の検討会でありがちな、「オブラードに包まれた非難」・「露骨な追従」・「授業とは無関係な自慢話」は皆無です。様々な鋭い分析を聞くにつけ、「さすが!」と思いました。大学教師には足下にも及びません。

 同時に思いました。そのような分析が出来るのは『学び合い』だからだと思います。普通の授業では教師が演説をして、板書をしています。そんな状態では子ども一人一人の思考プロセスを追うことなんて無理です。『学び合い』では、それを可能とします。しかし、思考プロセスを追えるとしても、そんなことは必須事項ではありません。そんな一人一人のことを知ったとしても、一人の教師が出来ることなんて、たかが知れています。それに、結局はテストの点数を見れば分かります。途中過程を見なくても大丈夫です。5時間構成の単元の2時間目に、間違ったまんまで授業を終えた子がいたとしても気にすることはありません。結局、クラスの最低点が80点(例えばですよ)ならば、5時間の中で解決しているのですから。逆に、思考過程が分かり、それに対して手を入れても、最低点が30点ではダメです。

 『学び合い』では教師が個々の思考プロセスが分かることが大事なことではありません。大事なのは、クラスメートが個々の思考プロセスが分かることが大事なのです。では、教師は何を見ていればいいのでしょうか?それは集団の動きだと思っています。つまり、子どもたちが、他の子どもの思考プロセスを追っているかか、いないかの見取りです。

 集団が健全であるときの、特集の集団構成があります。また、集団内、集団間の特有の動きがあります。それにともなっての音があり、映像があります。だから、私は授業では子どもには近づきません。離れた位置で、ぼ~っとクラス全体を見て、クラスの雑踏の音を聞いています。

追伸 例外的に、個に近づき、観察することがあります。それは、子どもではなく教師の動きです。あはははは。ただし、昨日の先生方は、その必要がない方々なので、観察していません。昨日は、単純に楽しんでいました。