■ [嬉しい]高校教師
『学び合い』を実践する義務教育の先生に比べて、高校の先生は圧倒的に少ないのが現状です。私も高校教師だったので、なんとなくわかるような気がします。
まず、高校教師は教員養成学部出身ではなく、理学部や文学部等の出身者が多いと思います。そのため、教科の専門性を高めることの重要性は分かるのですが、授業の重要性を学ぶ意識付けはあまりありません。それが端的に表れるのは、高校では研究授業というのが殆どありません。これって義務教育の先生方には全く理解できないことだと思います。本屋の棚を見てみると、それが端的に表れます。義務教育を対象とした教師用の本はありますが、高校を対象とした教師用の本は少ないです。理科の場合、あってもおもしろ実験本ぐらいです。
しかし、高校教師も、いや、高校教師こそ、『学び合い』が分かってもらいたいと思います。何故かといえば、高校には「退学」があるからです。自分になついている子どもを、自分の手で退学に誘わざるを得ない状況に陥ります。私は、そのストレスに負けてしまいました。
本日、「日々精進」さんが上越教育大にこられました。昨年度、新規採用で、かかんに『学び合い』にアタックされた方です。それも、なんと私と同じ生物教師なのです。彼を見ていると、高校に明るい未来が見えるようです。