■ [お誘い]埼玉の会

今度の埼玉の会の出席予約の方々の名簿を読まさせていただきました。非常に面白いな~、と思います。つまり、グジャグジャなんです。
教育の集まりのメンツを見れば、だいたい、どんな会かが分かります。例えば、附属小学校の研究会であれば、小学校の先生が参観者集団を構成します。そして、参加者の学校はその県の人が殆どです。また、現場教師のサークルとなれば、あまり学校管理の立場の人はいないですよね。ところが、そのような傾向が全く見られません。地域も学校種も、いや、第一に教師ばかりではないんです。保護者の方も、民間の方も・・・。まあ、30年ぶりの小学校の同窓会の名簿みたいなもんです。いいな~
今の学校では、人数が少ないほど、均質であるほど良い教育が出来ると思っているようです。しかし、本当は人数が多いほど、多様であるほど、質の高い学びを安定して得られます。もっと、多く、もっと多様にと思います。改めてご参集をお誘いいたします。私にとって、本年度、最初の講演の機会となっております。
第2回『学び合い』を学ぶ研究会in埼玉 20年6月7日(土)(埼玉・本庄市) http://manabiai.g.hatena.ne.jp/makine45/20080409
■ [う~ん]出張

もうそろそろ、夏休みの出張計画を建て始めました。建てているうちに疲れてきました。試しに、今年度中に現状で宿泊を伴う出張が何回ぐらいあるかを数えましたが、三十以上あります。そして、その殆どは講演です。そして、今後も増えそうです。「面白そうな話をする人だからよぼう」程度はお断りするようになったのですが、結局、減りません。
■ [大事なこと]メール転送

挨拶を受けたら、挨拶を返す。これは大人の礼儀です。面と向かっての挨拶をしたのに、それを無視するという失礼をする人は、まあ、無いでしょう。しかし、ネット上では頻繁に経験します。
例えば、ブログにコメントしたのにレスがずっと無い、という人は少なくありません。我がゼミ生のOBにもいます(だれかな~・・・。一人、二人じゃないよ)。悪気はないとは思うのですが、心配です。私の場合は、その子のことを分かっているので好意的に解釈出来ますが、そういう解釈を受けられることは少ないと思うのが安全です。私もそれが恐ろしいので、ブログには「最近のコメント」という欄を設定しています。
また、メールを出したが、そのレスがない、というのも困りものです。これまた悪意があるとは思いません。しかし、一緒に仕事を出来ない人の一覧に名前を加えることになります。おそらく、この原因は、普段、インターネットメールを使っていないことだと思います。そのため、メールチェックを怠ります。まあ、これで遅くなるのはしょうがないかもしれませんが、気づいても「メールチェックしておらず、遅くなりましてすみません」のメールがないと、こりゃ確信犯ですね。それでいて、自分の都合のときはメールするとなれば、人格が疑われます。これを避ける方法は、インターネットメールを携帯メールに転送する設定をすればいいのです。およそ全てのインターネットプロバイダーでは、無料でそのサービスをしています。
ということで、今後、「メールチェックしておらず、遅くなりましてすみません」という返信が来たら、「この人は、このブログを読んでいないんだな~」ということが分かります。
■ [大事なこと]私のgmail設定

私はiamjunというドメインを持っており、そのメールを利用しています。しかし、実態としてはgmailを使っています。では、何故、gmailのアドレスを公開していないかと言えば、もし、gmail以上のサービスが公開したら、直ぐに乗り換えるからです。乗り換えても、私のアドレスはiamjunで不動ですむからです。この半年間にメールのやりとりをした人だけでも千人弱います。アドレス変更する際に、それをお知らせする手間を考えるだけで気が遠くなります。さらに言えば、本に印刷した私のアドレスは変えようが無いからです。
今のところgmailが私のお気に入りです。理由はいくつかあります。
私は家、仕事場、出張と3種類のコンピュータを利用しています。それぞれでのメールのやりとりを一元管理することはかなり困難でした。ところがウエッブメールなので、その苦労がありません。さらに、携帯電話でインターネット接続すれば、コンピュータ無しの環境でもやりとり出来ます。(私の携帯に電話をしたり、携帯メールに直接メールするとしたら、家内・学長・T副学長の三人しかないようにしています)
貼付ファイルの上限が20Mです。以前使っていたソネットのメールだと、ちょっとしたpdfファイルでもパンクしてしまいます。
本日現在で6.7Gの容量を無料で提供し、日々、増加しています。従って、個人として使っている分には、ほぼ無限と考えて良いと思います。そのため、大事なファイルは貼付ファイルとして保存しておけば、ストレージサービスのように使えます。
スパムメールの判断が非常に賢いと思います。おまけにウイルスチェックまでしてくれます。
最初は、メール整理にフォルダーを利用していないことを心配しましたが、グーグルの検索機能を利用すればかえって便利だと言うことが分かりました。
とにかく、これが無料だということが不思議です。私だったら、年5000円でも喜んで契約したいと思います。
以上の素晴らしさがあるものの、いくつかの不満がありました。
第一に、画面左側の「迷惑メール」という欄にカウンターのように迷惑メール数が表示されます。それがとても気になってしょうがありません。頻繁にチェックしたくなりますし、そんなにチェックしたら迷惑メールのフィルタをかけた意味がありません。
第二に、gmailのスパムメールは非常に賢いのですが、何故かyahooメールに対してはとても厳しく扱っており、スパムでないのにスパムと判定されることがあります。
第三に、gmailのメール転送は、gmailがスパムと判定したものは転送しないのですが、自分自身がスパム設定したメールは転送されてしまいます。そのため、携帯にスパムがどんどん転送されてしまうことになります。
私なりに以下のようなフィルタを作成することによって解決しました。
キーワードに「in:spam from:-@yahoo.co.jp」で「システムスパム(名前は何でも結構です)」というラベルを付ける、というフィルタを作成します。これでヤフーメール以外のgmailがスパムと判断したメールは全て「システムスパム」というラベルが付けられることになります。
自分自身がスパムと判断するメールは「削除決定(名前は何でも結構です)」というラベルを付ける、というフィルタを作成します。これは、随時、フィルターを増やすことは可能です。
キーワードに「in:inbox -label:削除決定 -label:システムスパム」で、携帯メールに転送する、というフィルタを作成します。これでスパムは携帯には転送されません。
キーワードに「label:削除決定 OR label:システムスパム」で削除するというフィルタを作成します。これによって、迷惑メールをバスしてゴミ箱に直行です。
非常に回りくどいやり方のように見えますが、理由はgmailの現状の仕様に基づきます。現状ではフィルタは、作成した順序とは無関係に、
ラベル・スターの貼り付け(フィルタ)
↓
迷惑メールの振り分け
↓
転送(自動転送,フィルタ),アーカイブ(フィルタ)
↓
削除
の順序で行われるようになっています。この仕様に合わせたのが上記の設定です。ただし、上記は私の例であり、皆さんは皆さんの責任で参考にしてくださいね。
■ [大事なこと]多方面作戦

私は仕事が驚異的に速いと評価されています。一つの理由は、今までに何度も公開しているように人のネットワークを活用しているからです。しかし、もう一つの理由があります。それは、多方面作戦をとっていることです。この二つめの理由があると、一つめの理由「も」生きてきます。
さて、教科書や科学者の伝記を読むと、科学が基礎的事実の着実な積み上げによって形成されているように思います。そして、日本人の多くは、そう思っています。しかし、科学史を学んだ人、また、本当に最先端の科学研究をした人(二流、三流の研究ではありません)ならば、それが真っ赤な嘘であることを知っています。実際は、科学は泥臭く、グジャグジャしたものです。ただ、それを一定のボリュームの中にまとめるために整理しただけのことです。残念ながら、それを本当だと持っている人がいて、理科学習でも「仮説設定がまずある」というような型に子どもを当てはめようとします。結果として、多くの子どもにはフィットせず、既に答えの分かっている子どもがフィットしたかのように演じているだけのことです。
数学・算数が積み上げ教科だと信じている教師も多いと思います。たしかに数学は厳密な論理体系の中で組み立てられています。しかし、個々人の学習の過程は必ずしも数学の大系によっているものではありません。それは、数学・算数の『学び合い』で子どもたちの呟きを聞いた方ならば自明と思われます。だって、もし、本当に積み上げ教科であるならば、3年生で30点しか取れない子どもは、4年生では20点しか取れないはずだし、6年生ぐらいになれば0点となるはずです。しかし、大抵の子どもは、超低空飛行ですが0点にならない点数をとり続けます。つまり、前が分からなくても、その単元の範囲内で分かることはあるのです。そして、本当に積み上げ教科であるならば、小学校高学年以降での挽回は不可能ではないでしょうか?ところが、かけ算の九九も危うい子どもが、小学校高学年で数学に目覚めたとたんに、あれだけ苦労した九九や繰り上がりがクリアーできることが生じます。
つまり、表面的な階層構造は見かけのものであり、少なくとも絶対的だとは思っていません。だから、私はありとあらゆることを並行して進めます。『学び合い』の実践も、「まずは一部で『学び合い』が出来る」、「全部で『学び合い』が出来る」、「教科・学年で『学び合い』文化を育てる」、「学校で『学び合い』文化を育てる」、「地域で『学び合い』文化を育てる、・・・と考えるのが普通でしょう。しかし、そうではないと私は思います。それらは常に同時並行で進めることを、進めます。そんな一歩、一歩では、作り上げる速度と、壊れる速度が平衡してしまいます。あたかも、教員採用試験の教職教養を覚えることにかんしての、夏休み直前の状態です。それを避けるには、相互に関連づけをして、相乗効果を狙わなければならないと思います。