■ [親ばか]プレゼント
我が息子に、ほぼ毎日、プレゼントを与えています。それは感謝です。何気ない時に、そして、叱った後には、確実に。息子に「生まれてくれて有り難う」とお礼を言います。息子は「どういたしまして」と応えます。
結婚してなかなか子どもを授かりませんでした。全ての方向の神仏に願いました。そして、結婚して6年目に息子が家内のおなかにいることを知りました。その瞬間、嬉しくて腰を抜かしました。
私の過去の記憶を思い出しても、両親から生まれたことを感謝されたことを言葉で言われたことはありません。強いて挙げれば、私が小学校高学年の頃、父から「おまえが願って生まれたわけではない」と言われたのが、もの凄い印象的でした。つまり、恩に着なくていいよ、という文脈で語ったのです。それは一度だけです。しかし、恩に着なくていいよ、であって、生まれてきてくれて有り難うではありません。
生まれてから8年以上。今でも、頻繁に思います。生まれてくれて有り難う、と。今日も3度も言いました。