■ [大事なこと]疲れた同志へ
全国各地の同志はご苦労されていると思います。フロントランナーは苦労するものです。疲れたら休んで下さい。みんな待っています。
『学び合い』は授業方法ではなく、人の生き方そのものです。その考え方で、我々自身を分析できます。たとえば、クラスになかなか『学び合い』を受け入れられない子どもがいたとします。教師が「みんな」ということを忘れて、それ以上に『学び合い』の形を早急に求めると、「お世話係」が生じます。これは、一人ぽつんとしている子を見ることが教師が耐えられなくなると起こりがちです。お世話係の子は、良い子です、有能な子です。一生懸命にやります。でも、しばらくすると「なんで私だけが・・」と思ってしまいます。そうなると、教師の見えるときと見えないときで態度を激変します。また、ノイローゼになってしまう危険性もあります。この問題の本質は、その子「だけ」がお世話していることが問題なんです。もし、周りの子が「ほんの少し」でも分担したら、そして「その子」の愚痴を聞いてあげたならば、いいのです。結局、圧倒的大多数は「その子」が担わなければならなくとも、その違いは大きいと思います。
職場で一人だけで奮闘するのはつらいものです。でも、職場にも分かる人がいます。それを信じましょう。そして、全国には同志が確実にいます。それを忘れないで下さい。
フロントランナーは苦労は多い、でも、多くのものを得られます。だから、私もやめられない。ということで、今から関西の同志と飲みに行きます。この繋がりがあるからこそ、と思います。