■ [大事なこと]誠意

よく先生方は「子どもに言っても分かってくれない」とおっしゃいます。でもね、そりゃ、当たり前。私だって、愛する家内に言っても分かってくれないことなんて山ほどあります。愛し合って結婚して、長い間過ごしている家内とだってそうなんです。赤の他人で、それも自分とは年齢も違いすぎる子どもが分かってくれないのは当たり前です。
でもね。何度も言えば分かってくれます。それに、私の言っていることは分かってくれなくても、他の人が同じようなことを言うと分かってくれることって大いにあります。それに、言うしかないじゃないですか?民主的な日本において他人を隷属させるなんて不可能です。もし、可能だとしたら、その方が問題です。
大丈夫!子ども「たち」は有能です。少なくとも、子ども達の何人かは我々教師の腹を読んでくれます。その子たちが広げます。それは確実です。でも、その子たちが読むのは、「言ったこと」ではなく「腹」であるのです。何度も言っても駄目だったら、そりゃ、子どもが駄目なのではなく、自分の「腹」が駄目なんです。
誠意に勝る語り無し!
それを「青い」と笑わば笑え!でも、それが教師の最大の武器です。
追伸 ただし、「個」に関しては、語っても無理なことは大いにあります。上記は子ども「たち」に関して成り立つことです。ちなみに、これは「大人」にも同じで、「個」ではなく「たち」に成り立つことです。