■ [嬉しかった]本日

本日は引き続いて、上越の別の学校で異学年の参観をしました。関西からお二人、信州大学から4人、上越教育大学から6人、鳥取からお一人の大所帯で参観しました。
何度見ても良い!特に、その学校の前回に比べて格段に良い!子どもももちろんですが、先生方が良い!もう、腑に落ちた、ということが分かります。特に、この学校の良いところは、3つの学年の『学び合い』(2時間目は1、3、5年、3時間目は2、4、6年)だけではなく、特別支援の子どもを巻き込んだ『学び合い』なのです。本当に暖かい場面が、ごくごく普通の営みの中に生まれています。そして、もと学級の担任の先生も、支援学級の先生も、それぞれが「もと学級の子ども」と「支援学級の子ども」がともに多くを得ていることを実感されていました。いいな~
その後、先生方と校長先生との懇談です。参観者からの質問に応える先生方の応対を聞いて、腑に落ちていることがよく分かります。一番は、一言一言、返答を言う前に私を「ちらちらと盗み見」しない点が良いです。ごく普通に、『学び合い』のことを語っていました。完全に自分のものになっているという実感の表れだと思います。
また、先生方の話から、『学び合い』を通して先生方の『学び合い』が成立していることが分かります。これって『学び合い』の大きな「うり」です。だって、色々な先生方共通に語れる研修テーマは、実はあんまり無いんですよね。教科に依存するテーマだと、どなたかが専門だと、あとの方は「お任せ」になりがちです。でも、『学び合い』は全ての先生が共通に関われるテーマです。さらに、異学年の『学び合い』であれば、互いのクラスの子どもたちを見合い、それをもとにその場で話し合えます。その良さを先生方が実感されているのが良かった。
最後に、校長先生のあつい語りは「すんばらしい!」と思いました。
『学び合い』は現状の考え方とは革命的に違います。当然、それを学校の取り組みとしている学校においても、先生方には濃淡があります。ところが、この学校は「全ての先生」が『学び合い』の可能性を積極的に理解しているという点で、すんごく、すんばらしい!
今日の授業を我々だけで見たと言うことは贅沢すぎる!と思いました。