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2008-12-06

[]学会 22:48 学会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 学会 - 西川純のメモ 学会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 宮崎の学会で4人のゼミ生が発表をしました。聞きながら誇らしくなりました。本当に誇らしく思います。

[]大人の仕事 22:48 大人の仕事 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 大人の仕事 - 西川純のメモ 大人の仕事 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 ある時、「大人の仕事は相手の要求をパーフェストをクリアーすることが最低限。大人の仕事は、その先にある」と言ったら、「それがあるから先生の今がある」と言われました。その文脈は、私が凄いことをしている、という文脈で言われたので、ビックリしました。

 でも、「大人の仕事は相手の要求をパーフェストをクリアーすることが最低限。大人の仕事は、その先にある」というのは当然だと思います。例えばです。私は全国に講演に行きます。その講演を依頼する人の要求とは何でしょう?それは、まず、私が時間通りにその会場に行き、話をすることです。当たり前ですよね。それをパーフェクトにクリアーするためには何が必要でしょうか?まずは、そこに行くためにはどのように行けばいいのかを調べます。それは乗り継ぎの電車を調べること、その会場を調べることは大事ですよね。それを印刷しておきます。その移動の電車の指定席を買います。そして、その会場の地図を印刷しておきます。そして、2時間前に到着できる移動計画を立てますし、それが不可能の場合は、前泊します。これって当たり前ですよね?

講演の資料はトリプルチェックをします。第一は、USBメモリーにプレゼンファイルを入れておきます。そうすれば、速やかに会場のコンピュータで使えます。第二に、USBメモリーが壊れたときのバックアップのために、それをコンピュータに入れて持って行きます。さらに、それが駄目だったときのために、ネットに保存しておきます。これだけのことをするのは、たった一つの理由だからです。それは、「大人の仕事は相手の要求をパーフェストをクリアーすることが最低限。」だからです。しかし、それだけやったときでも失敗はあり得ます。でも、その場合は、これだけやったからしょうがない、ではなく、次善の策を必死にやります。当たり前ですよね。

この当たり前のことを実現することは簡単です。それを願うだけで十分です。願えばやります。分からなければ聞きます。つまり、分からずにそのまま、出来ずにそのままということは決してあり得ません。これは、どんな職業人であっても当たり前のことです。それが出来てスタートラインです。職業人の中で差が生じるのは、相手の予想を超える何を出すかです。

もし、「俺「だけ」の仕事とは思わなかった」と思っていたら、そりゃ大人ではない。絶対に「大人の仕事は相手の要求をパーフェストをクリアーすることが最低限。」と思っていれば、自分はどこまでが責任を負っているのか、はっきりさせるはずです。もし、自分には出来ないのならば、みんなで背負っていることを、みんなに納得させるはずです。ちなみに『学び合い』における生きる力とは、自分に要求された仕事をみんなの仕事とどれだけなせるかです。結局、大人社会では連帯責任ではなく、評価・責任は個人に行きます。それと矛盾無くおりあいをつけることを『学び合い』では求めています。管理職なれば、上記を理解できる集団を育成することが大事です。人には得手不得手があり、仕事は、そのことにお構いなくですから。