■ [大事なこと]いきぬき
本日は臨床教科教育学会が長野にありました。楽しかった。『学び合い』が以前とはかなり違った段階に進んだということを感じます。だって、校長が3人がそれぞれの立場から、教師コミュニティを創り上げる過程を語っています。
さて、私が高校教師だったときの話です。私が教材準備でヘトヘトになってしまったとき、「大変だ」と子どもの前で愚痴りました。その時、子ども達は「先生は空き時間があるじゃない。私たちはずっと授業なんだから」と言いました。でも、同じ1時間であっても、黙って聞けばいい1時間と、人をずっと引きつけ続けなければならない1時間とは全然違います。
本日の発表の中で、子ども達に対するアンケートの結果がありました。その中で、『学び合い』をやめて一斉指導に戻して欲しいと願っている子どもの意見がありました。その理由は、「たまには息抜きをしたいから」だそうです。これには笑いました。子ども達が立ち歩き、私語もOKの『学び合い』は子どもにとって楽のようです。しかし、楽で成績向上や人間関係の向上は達成できるわけありません。それらが達成できるのは、一人一人の子どもが必死になっているからです。こりゃ大変です。さもありなん、とおもいました。