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2009-02-24

[]でしょ! 22:35 でしょ! - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - でしょ! - 西川純のメモ でしょ! - 西川純のメモ のブックマークコメント

 私が授業公開を勧めると、大抵の方は「私はまだ、そんなレベルではありません」と尻込みします。でも、授業公開をすると分かるんです。参観で一番得るのはクラスの子どもであり、自分であること。『学び合い』は常に正しい。でしょ!

http://manabiai.g.hatena.ne.jp/o4da/20090224

[]再度のお願い 08:42 再度のお願い - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 再度のお願い - 西川純のメモ 再度のお願い - 西川純のメモ のブックマークコメント

 同志の方の中には、ある教科は『学び合い』をやって、ある教科は『学び合い』でないとうい方もおられると思います。また、教科担任の同志の方の中には、基本的には『学び合い』だけど、特定の場面は『学び合い』ではないという方もおられます。是非、その理由を教えてください。昨日のメモに対するレス以外に、ダイレクトにメールでも結構です。よろしくお願いします。

[]幼児教育について 08:42 幼児教育について - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 幼児教育について - 西川純のメモ 幼児教育について - 西川純のメモ のブックマークコメント

 『学び合い』はモンテッソーリ教育に似ていると言われることは少なくありません。モンテッソーリ教育以外に、幼児教育の様々な教育と似ていると言われることは多いです。その事に関して整理したいと思います。

 何故、幼児教育(就学前教育と同じと考えてください)と似ているかと言えば、幼児教育は教科の縛りがないからです。小中高の教育の殆どの時間は教科学習です。そして、教科学習は、建前上は教育基本法第1条に縛られていますが、実際は違います。それぞれの教科で学ばれることを学ぶことが目的となり、それが達成されることが人格の完成であるとナイーブ(素人的)に考えています。だから、教科教育の人に、それが人格の完成とどう関わるかということを議論すると最終的には喧嘩になります。実は、教科学習の最も弱いところなんです。ところが、幼児教育は教科の縛りがありません、だから、人格の完成は何かを真剣に考え、それを実現する実践を行います。だから、『学び合い』に似ていると言われるのだと思います。しかし、幼児教育には限界があると思います。それは、結果を出すことに関してどん欲ではない点です。ところが、小中高になれば教科の結果を出さねばならなくなります。そこに対応しきれないので、幼児教育における優れた実践が小中高に広がらないのだと思います。

 『学び合い』は幼児教育の実践に似ていると言われる一方、同時に、経営学やコーチングに似ていると「も」言われます。いずれも一般の教科学習で参照されることがほとんど無いものです。両方に共通するのは、結果を出さなければ生きていけない世界で成立したものです。本当に結果を出さなければ駄目な世界です。現実に結果を出さなければ、「クビ」になる世界です。『学び合い』も結果にどん欲です。なぜなら、結果を出すことと人間関係づくりは不分離で、両者が無矛盾である状態を生み出すことこそ人格の完成だと考えているからです。結果として、集団形成がポイントであること、そして、それには管理者として何が大事だという点が一致しているからです。

 おSさんより本日メールを頂きました。それは、モンテッソーリ教育、そして、その他のはっきりとした意志を持って教育している幼児教育の教師はもちろんですが、その保護者がなによりも同志になり得るというものです。全くその通りです。残念ながら、共稼ぎで生活が厳しい家庭の場合は、「お弁当の日が無い」、「延長保育がある」・・・などに目が向くのは当然です。しかし、多少遠くであっても、多少無理が利かなくても、ある明確な教育目標を掲げる幼稚園・保育園に入園させる保護者は『学び合い』の同志になり得ると思います。当然、そこでの教師は『学び合い』を知れば、直ぐに同志になってくれると思います。おSさんの指摘は、その保護者・教師の同志は、我が子・我が教え子が小学校になってからの教育に不安を持っているという指摘です。そうでしょう、幼稚園では人格の完成を目指した教育をしているのに、小学校になれば教科学習が入ってきて、どうなるか不安だと思います。そして、そういう人の中には、本ブログを読んでいる人がいることを、おSさんから伺いました。

 ウエルカムです。どうぞ、一緒にやりましょう。一緒にやれば、それほど遠くない先に、小中高で『学び合い』を実践するクラスが増えています。お知り合いに『学び合い』を紹介してください。ご希望ならば、『学び合い』を実践している小学校・中学校のクラスを紹介します。今、『学び合い』を実践している人、そして、自らのクラスをいつでも公開してくれる人は全国に広がっています。おそらく、北海道・青森・岩手南部・奈良南部・和歌山南部・三重南部・福井・京都(丹後地方)・石川(能都地方)・千葉(安房地方)・静岡(伊豆地方)・徳島県南部・全国島礁部以外の方でしたら、マイカーで2時間弱(高速を使えば1時間程度)でいける距離に、いつでもクラスを公開してくれる同志がいます。「私は小学校の先生ではないから・・」とか「私は普通の親だから」というご懸念は「全く」無用です。我々は様々な方とつながることの、自らのメリットをよく知っています。だって、それが『学び合い』ですから。ご遠慮なく私にメールください、お近くのクラスに紹介しましょう!