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2009-04-22

[]研修会 22:35 研修会 - 西川純のメモ を含むブックマーク はてなブックマーク - 研修会 - 西川純のメモ 研修会 - 西川純のメモ のブックマークコメント

 地元の学校の最初の研修会に参加しました。学校として、算数を主軸にした『学び合い』を行い、異学年学習を学校の研究テーマとしている学校です。本年度、校長先生が代わり、新しい先生方も赴任されました。その先生方への『学び合い』の顔見せの意味もあります。

 もう足かけ3カ年度かよっている学校ですので、勝手知ったる学校です。先生方と馬鹿話をしながら気分良く参加できます。新しい先生方にとって、『学び合い』、それも異学年の『学び合い』は面食らうものだと思います。しかし、校長先生を始め赴任された先生方が子ども達の良さを見取り、好意的に受け取っていただきました。私から見ても、子どもも教師も安心して観られる『学び合い』です。

 今年度のテーマは学力向上です。それまでは人間関係育成に重点が置かれていましたが、人間関係育成には学力向上は不可欠であることを理解されるようになり今年度のテーマ設定です。私はとりあえずはクラス全員が80点以上から取り組むことを提案しました。しかし、先ほど素晴らしい『学び合い』を実践された先生方も「また、西川先生は脳天気なことを言っている」というようなニヤニヤ顔です。まあしょうがありません。そう思うのは当然です。

 でも、私が最初に『学び合い』の手ほどきをその学校にした際には、その先生方は私の語る言葉に半信半疑でした。でも、その先生方が『学び合い』を安定して実践されています。その後、『学び合い』が腑に落ちらた後に、異学年の『学び合い』を提案しました。でも、単学年の『学び合い』を信じられるようになっても、異学年の『学び合い』を提案したときは「また、西川先生は脳天気なことを言っている」というようなニヤニヤ顔をされたのを覚えています。でも、何度も提案して、そして昨年度の後半にトライされました。『学び合い』はやれば分かります。直ぐに異学年の『学び合い』によって、人間の化学反応が起こっていることを理解していただけました。

 つまり、ニヤニヤ顔は3回目です。今回も、私の言っていることが本当であることを、子どもの姿を通して理解していただき、もっと凄い学校になって欲しいと願っております。

 それにしても、とっても嬉しかった。