■ [嬉しい]ほ~ら
私はあらゆる人に、最悪4週間、まあ、2週間でそこそこの『学び合い』が出来ます。しかし、最後まで『学び合い』の輪に入らない、輪から阻害されている数人の子を含めた「みんな」を実現するには数ヶ月かかります。でも、数週間レベルでも、その変化は実感できますよ。と豪語します。
『学び合い』はそのクラスの「地」が出ます。だから、『学び合い』とは違ったとしても、子どもに対する願いや信頼をもっている中堅の先生あたりならば、万に一つの間違いはありません。私のところに相談する先生というのは、大抵は、そのことをクリアーする先生方です。だから、本当かな~という先生は「もし、4週間たっても『学び合い』が成立しなかったら20万円あげます。でも、成立したら5万円下さい。」という賭をふっかけます。
3月18日:ある中学校の先生が、『学び合い』を主軸にした学校づくりをしたいので相談したいとメールがありました。
3月27日:新旧の研究主任が私の研究室に来ました。学校に広めるためには、まずは『学び合い』が本物であるということをご自身で実感して欲しいと言いました。ビデオを見せながら1時間半ぐらいの『学び合い』の手ほどきをしました。
4月13日:両先生は、最初の『学び合い』トライをされました。その夕方、両先生と面談しました。『学び合い』の最初にありがちな誤解があったので、簡単なアドバイスをしました。しかし、両先生、そして両先生のクラスの「地」が『学び合い』の考え方に近いせいか、初日でも子どもは動いていました。
4月15日 14日の実践が気になったのでメールを送りました。短いアドバイスをしました。
4月23日 何も連絡がないことをふと気づいて電話をしました。「順調です」との返答です。つまり、10日間でです。
ほ~ら、言ったとおりでしょ。とりあえずだまされたと思って4週間やって、その間に起こる様々なことを実践できる人に相談すれば必ず出来ます。ただし、旧来の考えに染まって『学び合い』ではなく『学び合い』もどきをしたり、途中の躓きを相談しない場合は「絶対」とは私は断言できません。『学び合い』は非常に簡単です。しかし、旧来の考え方とはかなり違うので、誤読・誤解が生じます。でも、分かっている人と話せば、それは簡単に解消できます。教師も『学び合い』が必要なんです。
追伸 ちなみに、先に書いた「もし、4週間たっても『学び合い』が成立しなかったら20万円あげます。でも、成立したら5万円下さい。」というかけに乗った先生は残念ながらいません。理由は色々ありますが、「本当ですか~」と言っている割には、心の中では「これだったら出来そうかも」という考えが生まれているんですよ。あはははは