■ [大事なこと]拘り

「その子に拘らず、しかし、その子を絶対に見捨てず」ということを『学び合い』では大事にします。教師が一人で背負っている場合は、「その子に拘る=その子を見捨てず」で、逆に言えば「その子に拘らず=その子を見捨てる」です。しかし、善意の教師が「その子」に拘っても問題が解決できないので、ある段階になると、その子に拘ることを断念してしまいます。しょうがありません、教師も人の子、自分を責め続けるストレスが続けば心を病みます。しかし、そのような合理化をすれば、やがてボディーブローのように効いてきて、教職に対する誇りを失います。
『学び合い』では「その子に拘らず、しかし、一人の子どもも見捨てない子ども集団に拘る。それ故、その子を絶対に見捨てず」なのです。これは出来る出来ないの問題ではなく、拘らなければなりません。少なくとも、それが出来たら素敵だと思い続けることは出来ると思います。